2022年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
         世界聖餐日・宣教の日礼拝

     2022年10月2日  午前10時30分~
                
               司 式    伝 道 師

               配 餐    配餐奉仕者

               奏 楽    奏楽奉仕者


前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇 133篇          一 同
  
聖  書    マルコによる福音書  第2章1~12節 
                     (新) p. 63

                   
祈  祷                     司式者

讃 美 歌     21-120番(1,3,5節)      一 同
  
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21470番          一 同

説  教    「床を担いで歩く」        牧 師

祈  祷                     牧 師

聖 餐 式                      牧 師

讃 美 歌     21-81番           一 同

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          奏楽奉仕者

                                                             説教要約 印刷用PDF      

世界聖餐日・宣教の日礼拝
説教
「床を担いで歩く」要約
マルコによる福音書 第2章1~12節

① 中風の人が癒される物語

 できなかったことができるようになると嬉しいですよね。この中に、初めから一人で自転車に乗れたっていう人はいますか?きっと初めは誰かが自転車を支えてくれたのではないでしょうか。同じように、みんなは色々なところで、誰かに支えられて、できなかったことができるようになるという体験をしてきたと思います。今朝の聖書には、中風という病気のため体を自由に動かせない人が出てきました。もう何年も、床の上に寝たきりの生活を続けてきました。そんなある日、イエス様が近くに来ていることを知ったのです。でも、体が動きません。そんな時、四人の人が中風の人の所にやって来て、床を担いでイエス様の所まで連れて行ってくれました。この四人の人にとって、中風の人は、とても大切な人だったのだと思います。イエス様は、この四人の人の信仰を見て、中風の人に「あなたの罪は赦される」(5)と言い、その後、「床を担いで家に帰りなさい」(11)と言われました。そして中風の人はその言葉のとおり立ち上がり、歩き出したのです。

② あなたの罪は赦される

 その光景に誰もが驚いたでしょう。けれど、それ以上に皆を驚かせたのは、イエス様が中風の人に言われた「子よ、あなたの罪は赦される」(5)との言葉でした。そこにいた律法学者たちはこの一言に驚き、心の中で考えました。「神おひとりのほかに、いったいだれが罪を赦すことができるだろうか」と。「罪」とは人間の心が神様から離れている状態であり、その人間の態度を赦せるのは神様だけですから、その意味でこれは正しい問いです。が、律法学者たちは気づいていませんでした。神様の独り子であるイエス様は、神様の力を持っており、「地上で罪を赦す権威を持っている」(10)のです。それからイエス様は、中風の人に、「起き上がり、床を担いで家に帰りなさい」(11)と言われました。「床」とは、中風の人が長年横たわっていた「床」であり、四人の人が担いでくれた「床」のことです。中風の人は癒されて起き上がることができました。もう「床」は必要ないように感じます。が、イエス様は「床を担いで家に帰りなさい」と言われたのです。

床を担いで歩く

 「床を担いで…」とは、「床を置き忘れることなく…」という意味です。この物語で意外に思うのは、イエス様がすぐに中風の人を癒したのでなく、罪の赦しの宣言を先ずされたということです。罪の赦しの宣言を受けることは、人間であることのしるしだと言えます。人間は皆、罪を抱えて生きていますから、すべての人間が罪の赦しを必要としているのです。中風の人は長年横たわったままで、人間としての尊厳や喜びを失っていました。病気の人は、差別され、一人の人間として見られることのなかった時代だからです。が、イエス様は、この中風の人を一人の人間として愛し大切に思う四人の人の“必死さ”を見たのです。だからイエス様は、罪の赦しの宣言を通して「あなたは愛されているではないか」と中風の人に伝えたのです。それから、イエス様は、中風の人を癒されますが、「床を置き忘れるな」と言われました。一人で歩けるようになっても、あの苦しかった時から自分を救うため“必死になってくれた人たち”がいたこと。自分を愛してくれる人たちがいて、今の自分があること。そのことを「忘れないように」とイエス様は伝えています。私たちも沢山の愛に支えられて今があることを、忘れずに、ご一緒して参りましょう!



         ■ 弱い部分は必要?

   「ほかよりも弱く見える部分が、かえって必要なのです」

    と今朝の聖書にはあります。現実には、弱い部分は足を
   引っ張ると捉えがちです。しかし、長く学校に努めた経験
   から、学校のクラスなどを見ていると、弱さを抱えるクラ
   スメイトを排除しないクラスは、はじめは、なかなかまと
   まらなくても、成長していくように思います。
    時間は要しますが、お互いの違いを言葉だけではなく、
   からだで体験し、徐々に自分の弱さを発見したり、居場所
   がある大切さを自覚したりするからかもしれません。

    マルコ2章1~12節の「中風の人が癒される物語」の
   中に自分を置いてみましょう。もし、あなたが中風の人を
   イエス様のもとへ連れていくことを手伝ってほしいと頼ま
   れたとします。その場合、あなたは引き受けますか、それ
   とも、引き受けませんか。それぞれの理由を考えてみまし
   ょう。助けられる場合、助けられない場合は、どのような
   時でしょう。また、自分が助けられない場合、どうしたら
   よいでしょうか。



 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠



          2022年度 年間聖句

    「後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、
    神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与え
    になる賞を得るために、目標を目指してひたすら
    走ることです。」
        (フィリピの信徒への手紙3章13b~14節)
            
            

            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・永山教会と小手川到牧師のために。
                   
            

            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:45  主日礼拝 
    ・11:45~11:55  聖書通読:イザヤ書34章  
                   (旧)p.1114
    ・11:55~12:10  讃美歌練習
    ・12:10~      伝道師を送る会



            今週の集会

    ・聖研祈祷会   10月6日(木)10:30-11:30  
        マタイによる福音書 23章13~36節 
                   (新)p.45

    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書の
     言葉に耳を傾けた後、この日”共に祈る教会”
     として同欄に紹介されている永山教会(東京・
     多摩市)のお働きを覚えて祈りを合わせます。
 


            次主日のご案内

     ■ 伝道献身者奨励日    10月9日(日)

    ・礼拝準備祈祷会      午前10:20-10:30
    ・主日礼拝         午前10:30-11:30
      司 会 : 出席役員
      交 読 : 詩篇 134篇
      聖 書 : コリントの信徒への手紙一 12章12~13節
                      (新)p.316
      説 教 : チーム「キリストの体」  牧 師
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : ヒムプレーヤー(一部:奏楽奉仕者)
      讃美歌 : 21-482(わが主イエス いとうるわし)
            21-515(きみのたまものと)
           21-544(イエス様が教会を)

    ・礼拝後、
      「聖書通読」イザヤ書 48章 (旧)p.1140
      讃美歌練習 指導:奏楽奉仕者

     ・10月役員会  役員の方はお残りください
     
           



            その他の報告



       ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した伝道師が、神学校在学
    時、讃美歌学の課題で提出したした詞に、担当の教師
    から、神学校卒業を記念して曲をつけていただきまし
    た。感謝申し上げます。作曲者の承諾を得て、2022年
    4月から毎週、主日礼拝で賛美しています。

     
       ■「新つつみ通信」第4号を発行しました。 

        
   
    牧師の巻頭言をはじめ、「鈴木一郎先生を偲ぶ会」
    で語られた言葉を特集して、3月27日発行いたしま
    した。御多忙の中をご出席いただき、貴重なご証言
    を語っていただいた方々に心より御礼申し上げます。
    伝道所に連なる皆さまや、来会される方々にお配り
    しています。
         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、早くも3年
    目に突入しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝できることが、決して当たり前のことではな
    いことを学ぶことができました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、昨年に引き続き、
    2022年1月2日(日)より「聖書通読」を再開しま
    した。信仰の原点に帰って、み言葉に聴き、おたがいが
    通っている試練を覚えながら、共に祈り合い、支え合い
    ながら新たな一年の歩みを始めたいと願っています。
    どなたでも無理なく通読できるように、年間通読予定表
    (2022年版)を以下に添付しましたので、ご参考の
    うえ、ご参加くださいますようご案内いたします。

                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF

   


           ■ 先週の集会報告

  ・礼拝準備祈祷会 9月25日(日) 男4、女7、 計11名
  ・主日礼拝    9月25日(日) 男4、女7、 計11名
  ・聖研祈祷会   9月29日(木) 男2、女3、 計 5名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団  茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、伝道師 細井 宏一
 更新: 2022. 10. 1  by km.mn


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