2022年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
         聖霊降臨節第16主日礼拝

     2022年9月18日  午前10時30分~
                
               司 式    伝 道 師

               奏 楽    奏楽奉仕者


前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇 131篇          一 同
  
聖  書    コリントの信徒への手紙一 第2章9節~10節 
                      (新) p. 301

                   
祈  祷                     司式者

讃 美 歌     21-463番          一 同
  
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21395番          一 同

説  教    「聖霊が働いて」         牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-355番          一 同

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          奏楽奉仕者

                                                                説教要約 印刷用PDF      

聖霊降臨節第16主日礼拝
説教
「聖霊が働いて」要約
コリントの信徒への手紙(一)第2章9節~10節

① パウロの伝道旅行(アテネからコリントへ)

 使徒パウロはアテネから商業都市コリントにやってきました。コリントは当時人口70万人の港町で、多くのギリシャの神々を祭る神殿があり、道徳的な乱れがひどい状態でした。当時「母親は息子をコリントだけには行かせるな」という諺がある程でした。コリントについた時、彼はひどく衰弱し、恐れに取りつかれ、不安を抱えていました。文明が発達し、多くの人が自ら沢山の「神々」を作り、自分の欲望を満たすために生きている町で、どう真実な神様を伝えたらよいか悩んで極限状態に陥っていました。先のギリシャの中心都市アテネで、自分の全勢力と全ての知恵を使ってギリシャの哲学者と論戦を戦わせ、弁舌をふるい、イエス様の復活のことを語ったのに、アテネの人たちは「死人が生き返るはずがない」と言って彼のもとを去っていったのです。<人間の言葉ではどうしても伝えることができないものがある>と思い知らされた彼に神様は「恐れるな。語り続けよ。黙っているな。わたしがあなたと共にいる」と励まされたのでした。

② 神様の秘められた計画

 励ましを受けたパウロは気づきます。<そうだ。神様が共にいて共に働いてくださるのだ>と。そこでパウロは、ただイエス様のことを、しかも十字架につけられたイエス様がキリスト(救い主)であることだけを、知恵を用いずに語りました(2:1~5)。すると多くの人が主イエスの福音を信じました。彼はイエス様の福音のことを「神の秘められた計画」(1節)、または「隠されていた、神秘としての神の知恵」(7節)と言いました。神様はご自身の計画、ご自身の知恵をこの世の人々には隠されました。神様についてどんなことでも知ることができると、人間は神様に対する畏れを持つことがなくなります。神様を神様としなくなります。自分が神様になったように思ってしまうのです。だから神様はご自身の知恵をこの世の人々に隠し、ご自身が選ばれた者だけに明らかにされたのです。救い主が十字架につけられる。そのことによって罪人に救いが与えられる。そんなことは、私たち人間の誰も思いつきません。見たことも聞いたこともないのですから。

聖霊が働いて

 自分のすぐそばのイエス様に、気づかないのが私たちです。そのような私たちの目、耳を神様は開いてくださいます。神様はご自分が示そうとする人に聖霊を注ぎ、ご自身の知恵の深さを示してくださいます。この神様の秘められた計画を明らかにしてくださるのが聖霊なる神様です。イエス様の十字架による神様の計画は、私たち人間の知恵や知識で理解しようと思っても理解できません。しかし神様は聖霊によって、神様の救いの素晴らしさを知らせてくださいます。聖霊が働く時、あの痛ましいイエス様の十字架の姿の中に秘められている神様の素晴らしい働きが見えてきます。私たちの罪を赦し、私たちに永遠の命の希望を与えてくださる神様の救いが見えてきます。教会は聖霊によってできました。教会はいつも聖霊でいっぱいです。私たちが教会で神様のお話を聞いた時、神様の気持ちがわかるのは、聖霊が助けてくれるからです。聖霊によって教会ができたのは、ずっとずうっと昔です。聖霊はそんなずうっと昔から、今まで世界中で神様の気持ちをみんなに伝えています。私たちも聖霊によって、教会につながっています。今朝も神様に大切にされていることがわかって嬉しい気持ちになっていますね。心から感謝しましょう!



         ■ 歌うことは 祈ること 
                   皆 川  達 夫

    キリスト教の教会は、その創始の時代以来 「祈る
   ことは歌うこと、歌うことは祈ること」として、全て
   の時代にわたって すぐれた宗教音楽を生みだし続けて
   きた。
    聖書によると、キリストご自身が最後の晩餐の折に、
   声をあげて「賛美の歌」 を歌われておられる(マタイ
   による福音書26章30節)。また使徒パウロは繰り返し、
   「詩篇と賛歌と霊的な歌により神をほめたたえなさい」
   (エフェソの信徒への手紙5章19節、その他)と薦めて
   いるのである。
    その伝統にたって中世期のヨーロッパでは、音楽の
   調和のある音は人間の業を超えたものであり、人間は
   それを使わせていただくだけで「音楽は神の賜物」と
   いう考えが広まっていた。この世で人間が歌う聖歌は、
   「天使が神のみ前で歌う音楽の模倣」とも言われた。
   私たちは音楽を通しても、神のみ言葉を知るのである。

    皆川 達夫(みながわ たつお、1927年4月25日~2020年4月19日)
          日本の音楽学者。西洋音楽史家。立教大学 名誉教授。




 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠


          2022年度 年間聖句

     「後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、
     神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与え
     になる賞を得るために、目標を目指してひたすら
     走ることです。」
        (フィリピの信徒への手紙3章13b~14節)
            
            

            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・立川からしだね伝道所と、道家紀一牧師、
     永瀬よし子牧師、平澤基幸牧師のために。
                   
            

            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:15  主日礼拝 
    ・11:15~11:30  聖書通読:雅歌5章  
                  (旧)p.1054
    ・11:30~     関田寛雄牧師との茶話会



            今週の集会

    ・聖研祈祷会   9月22日(木)10:30-11:30  
        マタイによる福音書 19章1~15節 
                   (新)p.36

    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書の
     言葉に耳を傾けた後、この日”共に祈る教会”
     として同欄に紹介されている立川からしだね
     伝道所のお働きを覚えて祈りを合わせます。
 


            次主日のご案内

     ■ 聖霊降臨節第17主日   9月25日(日)

    ・礼拝準備祈祷会      午前10:20-10:30
    ・主日礼拝         午前10:30-11:30
      司 式 : 伝 道 師
      交 読 : 詩篇 132篇
      聖 書 : コロサイの信徒への手紙 1章17~20節
                    (新)p.369
      説 教 :「教会の頭 イエス様」  牧 師
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : 21-57 (ガリラヤの風かおる丘で)
            21-463(わが行くみち)
           21-390(主は教会の基となり)

    ・礼拝後、
      「聖書通読」イザヤ書 18章 (旧)p.1087
      讃美歌練習 指導:奏楽奉仕者
     
           



            その他の報告



       ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した伝道師が、神学校在学
    時、讃美歌学の課題で提出したした詞に、担当の教師
    から、神学校卒業を記念して曲をつけていただきまし
    た。感謝申し上げます。作曲者の承諾を得て、2022年
    4月から毎週、主日礼拝で賛美しています。

     
       ■「新つつみ通信」第4号を発行しました。 

        
   
    牧師の巻頭言をはじめ、「鈴木一郎先生を偲ぶ会」
    で語られた言葉を特集して、3月27日発行いたしま
    した。御多忙の中をご出席いただき、貴重なご証言
    を語っていただいた方々に心より御礼申し上げます。
    伝道所に連なる皆さまや、来会される方々にお配り
    しています。
         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、早くも3年
    目に突入しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝できることが、決して当たり前のことではな
    いことを学ぶことができました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、昨年に引き続き、
    2022年1月2日(日)より「聖書通読」を再開しま
    した。信仰の原点に帰って、み言葉に聴き、おたがいが
    通っている試練を覚えながら、共に祈り合い、支え合い
    ながら新たな一年の歩みを始めたいと願っています。
    どなたでも無理なく通読できるように、年間通読予定表
    (2022年版)を以下に添付しましたので、ご参考の
    うえ、ご参加くださいますようご案内いたします。

                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF

   


           ■ 先週の集会報告

  ・礼拝準備祈祷会 9月11日(日) 男5、女9、 計14名
  ・主日礼拝    9月11日(日) 男5、女9、 計14名
  ・聖研祈祷会   9月15日(木) 男2、女3、 計 5名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団  茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、伝道師 細井 宏一
 更新: 2022. 9. 17  by km.mn


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