2022年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
         聖霊降臨節第11主日礼拝

     2022年8月14日  午前10時30分~
                
               司 式    伝 道 師
 
               配 餐    配餐奉仕者

               奏 楽    ヒムプレーヤー


前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    真理は主イエス・キリスト     一 同
  
交  読    詩篇 126篇          一 同
  
聖  書    マタイによる福音書  第5章9節
                    (新) p. 6

                   
祈  祷                     司式者

讃 美 歌     21-390番          一 同
  
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21499番          一 同

説  教    「平和を実現するために」     牧 師

祈  祷                     牧 師

聖 餐 式   21-78番 )          一 同

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          ヒムプレーヤー

                                                                説教要約 印刷用PDF      

聖霊降臨節第11主日礼拝
説教
「平和を実現するために」要約
マタイによる福音書 第5章9節

① 平和を実現する者

 平和を実現する人々は、無抵抗であり、平和の中に生きる人々というだけではなく、平和のために働き、争っている個人間や共同体間、および国家間においてさえ調和をもたらそうとする、骨の折れる仕事に打ち込む人々です。平和を実現する人々とは、「悪に負けないで、善をもって悪に勝つ」(ローマ12:21)人です。ヘブライ語のシャローム(平和)は、争いがないことではなく、共同体内に愛に満ちた調和と正義が存在することを意味します。パックス・ロマーナ(ローマの平和)を打ち立てたローマ軍は、軍事的な争いを終わらせることはできましたが、シャロームを打ち立てることはできませんでした。赦しなしに平和はありえません。マタイ福音書の冒頭近くで、天使が眠っているイエスの父親の耳に、イエスの存在の鍵となる言葉をささやきました。「『その名はインマヌエルと呼ばれる』。この名は、『神は我々と共におられる』という意味である」と。神は平和を実現する人と共にいます。神は憎しみのただ中に平和をつくる人を望んでおられます。

② マザーテレサに学ぶ
 
 1998年のノーベル平和賞は、マザーテレサでした。マザーはインドのカルカッタで、みなしご達を拾い、ハンセン病の人たちをコロニーに連れて行き、その顕著な働きとして、カルカッタの汚い街の街角にゴロゴロと寝転がっているだけでなく、死にかかっている人たちを「死を待つ人々の家」に連れて帰り、髪を櫛けずり、ウジのわいた体を洗いきよめ、名前を聞いてやって、死ぬまでの数時間、数日間、あるいは数週間をその人たちにとってはじめての人間らしい交わりをして、死なせてやったのです。すると、彼らは亡くなる時、一人一人がマザーの暖かい手と目の中で、“Thank you!”と言って死ぬというのです。望まれないで生まれ、生まれてからも、早く死ねばいいと思われてきた彼らの最期、マザーは“It’s beautiful ”「平和(美しい)」と仰った。“It’s pitiful ”「不幸(可哀そうだ)」とは仰らなかったのです。私たち一人一人、神から与えられたこの人生を意味あるものにしたいと思います。マザーの生きた精神に学びたいと思います。

平和を実現するために

 この度、教会員の温かいはからいにより、かねてから観たいと願っていた『91歳の介護士』をブルーレイで見ることができ、感謝です。この介護士さんは、元看護師で、5個所の病院に勤務し、36歳で看護婦長をなさった方です。看護師を天職と思って働いていた彼女が、介護士へと換ったのは、長い病院生活を終えていよいよ退院という一人の患者が「帰る所がない」と病院の三階から飛び降り自殺したことがきっかけで、1972年、訪問介護をはじめたのです。最期まで、その人らしく生を全うできるようにと在宅介護に全力投球してきまして、今91歳。3年前から認知症介護に心を尽くしています。彼女自身は、現在一人暮らし。家事一切を一人でこなしています。2年前、大腿骨骨折をした時、「辞めよう」と一時、迷ったそうですが、その時、介護される側の「痛み」を味わい、「痛み」は体の痛みもさることながら、心の「痛み」が大きい事を経験したので、今後は、心の痛みのわかる認知症介護士を目指すと決意し働いています。人生は思い通りにいかない事が度々あります。平和を実現するために私たちにできる事はそれが如何に苦しい茨の道であっても、もし神の導かれる道ならば、最善の実り多い人生となるでしょう!


      ■ 平和を求める祈り
             ー聖フランチェスコの平和の祈りー

   主よ、わたしを平和の器とならせてください。
      憎しみがあるところに 愛を、
      争いがあるところに  ゆるしを、
      分裂があるところに  一致を、
      疑いのあるところに  信仰を、
      誤りがあるところに   真理を、
      絶望があるところに  希望を、
      闇あるところに     光を、
      悲しみあるところに   喜びを。
   主よ、慰められるよりも慰める者としてください。
      理解されるよりも理解する者に、
      愛されるよりも愛する者に。
      それは、わたしたちが、
      自ら与えることによって受け、
      ゆるすことによってゆるされ、
      自分のからだをささげて死ぬことによって、
      とこしえの命を得ることができるからです。
        





     教団出版局の月刊誌『信徒の友』の「日毎の糧」欄
   (7月14日)に私たちの伝道所を紹介していただきました。
    当伝道所の課題を覚えて祈りを献げてくださいました
    教会・伝道所の皆々様に心より感謝申し上げます。
   
    ・・・ 祈りのお葉書をいただいた方々 ・・・
   浅草教会様11名の方々、尼崎教会様8名の方々、
   尼崎教会様8名の方々、上田新参町教会様6名の方々、
   宇都宮東伝道所様5名の方々、大江野の花教会様、
   荻窪教会様8名の方々、鹿児島教会様7名の方々、
   鴨島兄弟教会様5名の方々、河内長野教会員様2名の方々、
   北須磨教会員様、小石川明星教会員様、相模原教会様、
   下石神井教会様5名の方々、小山教会様2名の方々、
   泉北栂教会様5名の方々、祖師谷教会様8名の方々、
   高槻教会様8名の方々、津教会様2名の方々、平塚教会様、
   辻堂教会様6名の方々、天門教会様8名の方々、
   東京山手教会様16名の方々、東郷教会様9名の方々、
   長野教会様5名の方々、名瀬教会様9名の方々、
   奈良教会様3名の方々、武蔵豊岡教会様10名の方々、
   門司大里教会様8名の方々、薬円台教会様5名の方々、
   元住吉教会牧師・教会員一同様、宿河原教会様、
   横浜磯子教会様2名の方々、松戸教会様30名の方々、   
   コイノニアセンター様、和歌山新生伝道所様5名、個人2名様、
   隠退教師2名様、そして、教団総幹事 秋山 徹様、
   教団出版局『信徒の友』『こころの友』編集部の
   林 牧人様、宮地 冬子様、大村 豊様、
   皆様の尊いお祈りに、牧師、伝道師、教会員一同大変
   励まされています。前途洋々力が湧いてまいりました。
   本当にありがとうございました。



 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠


          2022年度 年間聖句

     「後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、
     神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与え
     になる賞を得るために、目標を目指してひたすら
     走ることです。」
        (フィリピの信徒への手紙3章13b~14節)
            
            
            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・西荻教会と有馬尊義牧師のために。
                   
            
            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・ 9:40~10:10  夏の教会学校 第3回目
           紙芝居「お魚がいっぱい」
    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:45  主日礼拝(聖餐式執行) 
    ・11:45~12:00  聖書通読:詩篇68篇  
                   (旧)p.899
    ・12:00~     臨時役員会


            今週の集会

    ・聖研祈祷会   8月18日(木)10:30-11:30  
        使徒言行録 2章14~36節 (新)p.215

    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書の
     言葉に耳を傾けた後、この日”共に祈る教会”
     として同欄に紹介されている西荻教会のお働
     きを覚えて祈りを合わせます。
 


            次主日のご案内

     ■ 聖霊降臨節第12主日   8月21日(日)

    ・夏の教会学校 第4回目  午前 9:40-10:10
         「マグダラのマリア」のお話し
    ・準備祈祷会        午前10:20-10:30
    ・主日礼拝         午前10:30-11:30
      司 式 : 伝 道 師
      交 読 : 詩篇127篇
      聖 書 : エフェソの信徒への手紙 4章1~6節
                     (新)p.355
      説 教 :「一つのからだ」 牧 師
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : 21-57 (ガリラヤの風かおる丘で)
            21-499(平和の道具と)
           21-390(主は教会の基となり)

    ・礼拝の後、「聖書通読」詩篇 98篇    
                 (旧)p.935
           讃美歌練習
           



            その他の報告

       ■2022年「夏の教会学校」のお知らせ

     





       ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した伝道師が神学校在学時、
    課題で提出したした詞に、讃美歌学を教えて下さった
    高浪晋一先生から、神学校卒業を記念してオリジナル
    に曲をつけていただいて生まれた讃美歌です。4月か
    ら主日礼拝で賛美しています。

     
       ■「新つつみ通信」第4号を発行しました。 

        
   
      牧師の巻頭言をはじめ、当伝道所の初代牧師
     鈴木一郎先生を偲んで語られた言葉を特集して、
     3月27日発行いたしました。メッセージを語って
     いただいた方々に心より御礼申し上げます。
      伝道所に連なる皆さまや、来会される皆様に
     お配りしています。
         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、早くも3年
    目に突入しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝できることが、決して当たり前のことではな
    いことを学ぶことができました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、昨年に引き続き、
    2022年1月2日(日)より「聖書通読」を再開しま
    した。信仰の原点に帰って、み言葉に聴き、おたがいが
    通っている試練を覚えながら、共に祈り合い、支え合い
    ながら新たな一年の歩みを始めたいと願っています。
    どなたでも無理なく通読できるように、年間通読予定表
    (2022年版)を以下に添付しましたので、ご参考の
    うえ、ご参加くださいますようご案内いたします。

                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF

   


           ■ 先週の集会報告

  ・夏の教会学校  8月 7日(日) 男4、女 6、 計10名
  ・礼拝準備祈祷会 8月 7日(日) 男4、女 6、 計10名
  ・主日礼拝    8月 7日(日) 男5、女 8、 計13名
  ・聖研祈祷会   8月11日(木) 男2、女 2、 計 4名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団  茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、伝道師 細井 宏一
 更新: 2022. 8. 13  by km.mn


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