2022年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
          復活節第6主日礼拝

      2022年5月22日  午前10時30分~
                
               司 式    伝 道 師
 
               奏 楽    奏楽奉仕者

前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    真理は主イエス・キリスト     一 同
  
交  読    詩篇119篇(アレフ~ダレト)      一 同
  
聖  書    ガラテヤの信徒への手紙 第3章14節
                    (新) p. 346

                   
祈  祷                     司式者

讃 美 歌     21-412           一 同
  
使徒信条    21-93番 ( 4-A )        一 同

讃 美 歌     21343           一 同

説  教    「十字架のめぐみ」        牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21342           一 同

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏    (黙  祷)

                                                               説教要約 印刷用PDF

復活節第6主日礼拝
説教
「十字架のめぐみ」要約
 ガラテヤの信徒への手紙 第3章14節


① ガラテヤの信徒への手紙

 ガラテヤ地方は、今のトルコのアンカラを中心とする広い地方で、教会はパウロの伝道旅行によって生まれました。パウロがこの手紙を書き送ったのは紀元51年頃の事です。どの手紙もそうですが、教会としての問題が起こり、そのためには現地へ行きたくても行けない当時の事情があり、やむを得ず書簡に頼らざるをえなかったのです。彼が去ってから、パウロと信仰理解において違った立場の人たちが来て、パウロの宣べた福音は間違っているということを言い、ガラテヤの人たちをパウロの宣べ伝えた信仰から離れさせていたのです。この手紙は叱責の手紙です。「ああ、物分かりの悪いガラテヤの人たち」(3:1)、使徒パウロのため息が聞こえてくるようです。何が彼を怒らせたのか。キリスト者は律法に死に信仰によって生きます。しかしガラテヤの信徒の中には律法に逆戻りする人がいた。そこでパウロは、アブラハムも律法を行なったからではなく神の言葉を信じた故に義とされたではないかと、神がアブラハムに与えられた祝福を教えます。

② アブラハムに与えられた祝福
 
 神様はアブラハムに「あなたは生まれ故郷 父の家を離れて わたしが示す地に行きなさい。」(創世記12:1)と命じ、アブラハムは「これに服従し、行き先も知らずに出発した」(ヘブライ11:8)。そして神様は「祝福の源となるように。地上の氏族はすべて あなたによって祝福に入る」(創世記12:2-3)と約束されました。アブラハムはこの約束を忘れることはありませんでした。それからずっと後になって、イエス様がお生まれになりました。イエス様は「すべての人を祝福しよう」という約束を人々に伝えました。私たちそれを忘れています。祝福が豊かに与えられているのは、他の人と共に生きるためです。人間は、罪を重ねたために、神の祝福を受け継ぐことができなくなっています。富に頼り、自分一人良ければいいという生き方をし、財産や名誉によって自分は幸せだと思っている。そういうものを断ち切って神の前に立ち、豊かに受けた祝福を分かち合う生き方へ踏み出しなさい。今の幸せにしがみつく生き方を断ち切るようにという呼びかけです。

十字架のめぐみ

 これは神様と私たちをつなぐパイプだとします。でものぞいてみると、何かが詰まっていて、向こうが見えません。聞こえません。息を吹きつけても、振っても取れません。何かが神様と私たちの間を詰まらせている、それを罪と言います。警察に捕まるような悪いことも罪ですが、神様なんていないという思いや、自分だけ良ければいいやという思いも罪です。でも自分では、そう思ってしまうことをやめられません。そのパイプは自己中心、傲慢といった罪で詰まっています。善行や努力という水を流しても取れません。詰まりを取るには、外から助けてもらわなければムリなのです。それが、イエス様の十字架です。私たちにはできないから、イエス様が十字架に架かって身代わりに死んで下さることが、この詰まりを取る方法でした。イエス様の十字架は私のためだった。聖霊が働いて下さり、それがわかり信じると、私たちの罪は赦されて神様と私とのパイプのとおりがよくなります。信じ、聖霊が内に住んで下さると、私たちは自分の罪とそれを上回る神様の愛がわかるようになります。そして、昔々神様がアブラハムに約束して下さった祝福を、私たちもいただけるのです。そればかりか、神様の祝福がまわりの人にも及ぶのです。


          ■ キリストの昇天       
                          
    今週の木曜日5月26日、教会の暦では昇天日です。
   キリストの昇天とは文字どおり、復活したキリストが天に
   昇ったことを指します。十字架にはりつけの刑に処せられ
   命を落としたキリストは、その3日後に復活をとげます。
   その後40日間にわたって弟子の前に現れて「数多くの
   確かな証拠をもって、ご自分が生きていることを示されて、
   神の国のことを語られ」たキリストは天に上げられました。
   (使徒言行録 1章 9-12節)
    教会はそのことを記念して、イースター(復活祭)から
   40日後に昇天日を守っています。

   昇天日の10日後が「聖霊降臨祭(ペンテコステ)」です。



 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠


          2022年度 年間聖句

     「後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、
     神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与え
     になる賞を得るために、目標を目指してひたすら
     走ることです。」
        (フィリピの信徒への手紙3章13b~14節)
            
            
             今週の祈り

     ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
     ・病や困難の中にある友のために。
     ・元住吉教会と三宅宣幸牧師のために。
               
            
             本日の集会
      (感染予防対策を講じながら行っています)

     ・10:20~     礼拝準備祈祷会
     ・10:30~11:30  主日礼拝 
     ・11:30~     聖書通読:列王記上19章
                     (旧)p.565
     ・12:00~     讃美歌練習



             今週の集会

     ・聖研祈祷会   5月26日(木)昇天日
              10:30-11:30  
       ヘブライ人への手紙 9章19~28節  (新)p.411

        信徒の友「日毎の糧」欄に記載の聖書の
       み言葉に耳を傾けたのち、キリストの昇天
       日にあたり、ともに主イエス・キリストの
       祝福にあずかる元住吉教会を覚えて祈りを
       合わせます。      



             次主日の案内

     ・復活節第7主日      5月29日(日)
      準備祈祷会        午前10:20-10:30
      主日礼拝         午前10:30-11:30
       司 会 : 出席役員
       交 読 : 詩篇119篇(ヘー~ヘト迄)
       聖 書 : ガラテヤの信徒への手紙 4章6節 
                    (新)p.347
       説 教 :「父と呼べる幸せ」  牧 師
       献 金 : 献金奉仕者
       奏 楽 : 奏楽奉仕者
       讃美歌 :21-493(いつくしみ深い)
           21-62 (天にいます私たちの父)
           こどもさんびか1ー58(神よこの祈り)


      ・礼拝後、「聖書通読」列王記下11章  
                 (旧)p.596
           讃美歌練習
           お茶の会  自由参加です





            その他の報告


       ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した伝道師が神学校在学時、
    課題で提出したした詞に、讃美歌学を教えて下さった
    高浪晋一先生から、神学校卒業を記念してオリジナル
    に曲をつけていただいて生まれた讃美歌です。

     
       ■「新つつみ通信」第4号を発行しました。 

        
   
      牧師の巻頭言をはじめ、当伝道所の初代牧師
     鈴木一郎先生を偲んで語られた言葉、そして、
     2022年度4月より当伝道所に赴任される伝道師
     の派遣実習報告などを載せて3月27日発行いた
     しました。メッセージを語っていただいた方々、
     寄稿していただきました方々に心より御礼申し
     上げます。伝道所に連なる方々や来会される皆
     様にお配りしています。
         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     新しい年を迎え、われわれの社会がコロナ禍に直面し、
    早くも3年目に突入しました。
    これまで経験したことのない大きな災いによって、一日
    一日を生きること、そして教会に集って礼拝できること
    が、決して当たり前のことではないことを学ぶことがで
    きました。この与えられた時を大切に、意味あるものと
    して過ごすために、わたしたち堤伝道所では、昨年に引
    き続き2022年1月2日(日)より「聖書通読リレー」
    を再開しました。信仰の原点に帰って、み言葉に聴き、
    お互いが通っている試練を覚えながら、ともに祈り合い、
    支え合いながら新たな一年の歩みを始めたいと願ってい
    ます。どなたでも無理なく通読できるように、年間通読
    予定表(2022年版)を以下に添付しましたので、ご
    参考のうえ、ご参加くださいますようご案内いたします。

                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF

   


           ■ 先週の集会報告

   ・主日礼拝   5月15日(日) 男5、女11、計16名
   ・讃美歌練習  5月15日(日) 男5、女11、計16名
   ・讃美歌練習  5月15日(日) 男5、女11、計16名
   ・聖研祈祷会  5月19日(木) 男2、女2、 計 4名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新: 2022.5.21  by km.mn


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