2022年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
         復活節第2主日礼拝

     2022年4月24日  午前10時30分~
                
               司 会    伝道師
 
               奏 楽    奏楽奉仕者

前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    真理は主イエス・キリスト     一 同
  
交  読    詩篇 115篇          一 同
  
聖  書    ヨハネによる福音書 第20章19節~31節
                     (新) p.210

                   
祈  祷                     司会者

讃 美 歌     21-206           一 同
  
使徒信条    21-93番 ( 4-A )        一 同

讃 美 歌     21318           一 同

説  教    「あなたのために再登場」     牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21329           一 同

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏    (黙  祷)

                                                               説教要約 印刷用PDF

復活節第2主日礼拝
説教
「あなたのために再登場」要約
ヨハネによる福音書 第20章19節~31節


① イエス、弟子たちに現れる

 「イエス様が復活した」との報告を受けた弟子たちは、ユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていました。周りの目を、世を恐れる時、私たちは動けなくなります。弟子たちはつい先日、十字架上での悲惨な光景を見たばかり。「次は自分たちの番だ」という恐れが、家の戸だけでなく、彼らの目や耳まで閉ざしてしまうのです。そんな彼らの真ん中にイエス様が来て立ち「あなた方に平和があるように」と告げました。「平和」とはヘブライ語で「シャローム」。親しい挨拶を交わす時に用いられた言葉です。が、聖書では、ただの挨拶の言葉ではありません。これから神様が大事なことを告げる、その合図の言葉でもありました。「父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなた方を遣わす」と。すっかり動けなくなっていた弟子たちに新たな使命が与えられます。そして言葉だけではなく、「彼らに息を吹きかけ」られた。へたりこみ、動けなくなっている者に新たな使命を与え、動かし、用いようとされる神様の業がここにあります。

② イエスとトマス
 
 十二弟子の一人で「ディディモと呼ばれるトマス」はイエス様が来られた時、彼らと一緒にいなかったので、後で他の弟子たちから「私たちは主を見た」と聞いても、彼はそんな事はあり得ないと疑い、信じられませんでした。「ディディモ」には「双子」という意味があります。彼の疑い深い姿は、正に私たちと瓜二つ、双子のようです。「信じない」(25)とトマスが言ってから「八日」が経ち、今度はトマスも一緒でした。「戸はみな鍵がかけられてあったのに、イエスが来て真ん中に立ち」(26)、実際に手を見せ、脇を見せ、幻ではないこと、十字架で確かに死んで、復活したことを示しました。トマスが実際に手で触れたかどうかは書かれていません。それは即ち、トマスの双子である私たちが、イエス様の最後の言葉「わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである」(29)を受けて、どうするかにかかっているかのようです。聖書は疑うことを禁じてはいません。疑いの現実を認めつつ、その中から信じることを勧めているのです。

あなたのために再登場 

 遠藤周作は小説家ベルナノスの言葉を引用して「信仰というものは90%の疑いと10%の希望だ」(『私にとって神とは』p.5)と言います。なるほど、信仰の内訳と言いますか、疑いと希望が混在しているのが私たちの正直なところでしょう。その意味でトマスの言葉、その裏には信じたいという思いが見え隠れします。信じたい、でも信じられない。その狭間でもがく人の姿があります。だからこそ、トマスは戻ってくるのです。弟子たちの集まりの中に。もし本当に疑いが彼を覆い尽くしていたならば戻らないでしょう。ここで聖書はわざわざ「八日の後」と言っています。イエス様が弟子たちの家に現れたのが「週の初めの日」=日曜ですから、その日もカウントして「八日の後」つまり、次の日曜ということになります。まるで私たちの礼拝の姿そのものです。なぜ日曜日に礼拝するかって? その日イエス様が弟子たちの真ん中に立って、ご自身を現して下さったからです。そうやって私たちの人生の真ん中に居座っている「疑い」や「不安」を取りのぞいて、そこに代わりにイエス様がデーンと座って下さる。そのことを私たちは、日曜日の礼拝のたびに確認するのです。大丈夫!どんな自分をも神様は受け入れて下さいます。安心です。


           ■ 公  示
                      
  次のとおり、茅ヶ崎堤伝道所定期総会を開催します
    日時  2022年4月24日(日)礼拝後
    場所  日本基督教団 茅ヶ崎堤伝道所 礼拝堂

    議案Ⅰ 2021年度 活動報告承認の件
    議案Ⅱ 2021年度 会計決算報告承認の件
    議案Ⅲ 2022年度 活動計画策定の件
    議案Ⅳ 2022年度 茅ヶ崎堤伝道所予算決定の件
    議案Ⅴ その他

   ※日本基督教団の『教憲教規』によれば、教会・伝道所
    総会の招集は、2回続けて日曜日の礼拝において公示
    しなければならない(第5章 第28条①)とありますので、
    ここに、総会開催について通知させていただきました。
    また、原則では委任状は認めない事になっています。
    しかし茅ヶ崎市からの要請もあり、新型コロナウイルス
    感染防止の観点から、委任状・書面評決が必要と認め
    ます。よく祈って、よく考えて判断してください。不在
    の方は、議案の可決につき、「書面評決書」をどうぞ!




 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   しかしながら、新型コロナウィルス感染症の感染拡大に
   より、再度「緊急事態宣言」が発出されたため、すでに
   「新型コロナウィルス感染症対策」として周知されてい
   る指針に基づき、できる限りの感染防止対策を実施しな
   がら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便とご迷惑
   をおかけしますが、ご留意いただきますようお願いいた
   します。特に、体調のすぐれない方、健康面に不安を抱
   えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻に合わせて
   ホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内で御言葉に
   聴き、祈りの内にお過ごしくださるようお願い致します。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈りいたします。
               2021.2.7 牧師・三原信惠


          2022年度 年間聖句

     「後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、
     神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与え
     になる賞を得るために、目標を目指してひたすら
     走ることです。」
        (フィリピの信徒への手紙3章13b~14節)
            
            
             今週の祈り

     ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
     ・病や困難の中にある友のために。
     ・横浜本牧教会と宮川忠大、宮川周子牧師のために。
               
            
             本日の集会
      (感染予防対策を講じながら行っています)

     ・10:15~     讃美歌練習、礼拝準備祈祷会
     ・10:30~11:30  主日礼拝 
     ・11:30~     聖書通読:サムエル記上17章
                    (旧)p.454
     ・11:45~     伝道所総会



             今週の集会

     ・聖研祈祷会   4月28日(木)10:30-11:30  
        エフェソの信徒への手紙 5章15~33節
                    (新)p.358

       ( 信徒の友「日毎の糧」欄に記載の聖書の
        み言葉に耳を傾けたのち、横浜本牧教会
        のお働きを覚えて祈りを合わせます。)      



             次主日の案内

     ・復活節第3主日礼拝    5月1日(日)
      讃美歌練習、準備祈祷会  午前10:20-10:30
      主日礼拝          午前10:30-11:30
       司 会 : 伝道師
       交 読 : 詩篇116篇
       聖 書 : マタイによる福音書 28章18~20節 
                      (新)p.60
       説 教 :「いつも一緒です」   牧師
       献 金 : 献金奉仕者
       奏 楽 : 奏楽奉仕者
       讃美歌 :21-4  (世にあるかぎりの)
           21-533(どんなときでも)
            21-342(神の霊よ、今くだり)


      ・礼拝後、「聖書通読」サムエル下1章  
                  (旧)p.480
            お茶の会 自由参加です。





            その他の報告

       ■ スプリングコンサートへのお誘い
    当伝道所伝道師の作詞した讃美歌「アレセイア」の作曲者が
    本日15時、平塚文化ホールで開演のスプリングコンサート
    に出演いたします。ご一緒しましょう。



       ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    当伝道所に今年度より赴任した伝道師の神学校卒業を
    記念して、同校で讃美歌学を教えて下さった先生から、
    在学時に課題で提出したした詞にオリジナルの曲をつ
    けていただいて生まれた讃美歌です。

     
       ■「新つつみ通信」第4号を発行しました。 

        
   
     牧師の巻頭言をはじめ、当伝道所の初代牧師
    鈴木一郎先生を偲んで語られた言葉、そして、
    2022年度4月より当伝道所に赴任される伝道師
    の派遣実習報告などを載せて3月27日発行いた
    しました。メッセージを語っていただいた方々、
    ご寄稿いただきました方々に心より御礼申し上
    げます。伝道所に連なる方々や来会される皆様
    にお配りしています。
         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     新しい年を迎え、われわれの社会がコロナ禍に直面し、
    早くも3年目に突入しました。
    これまで経験したことのない大きな災いによって、一日
    一日を生きること、そして教会に集って礼拝できること
    が、決して当たり前のことではないことを学ぶことがで
    きました。この与えられた時を大切に、意味あるものと
    して過ごすために、わたしたち堤伝道所では、昨年に引
    き続き2022年1月2日(日)より「聖書通読リレー」
    を再開しました。信仰の原点に帰って、み言葉に聴き、
    お互いが通っている試練を覚えながら、ともに祈り合い、
    支え合いながら新たな一年の歩みを始めたいと願ってい
    ます。どなたでも無理なく通読できるように、年間通読
    予定表(2022年版)を以下に添付しましたので、ご
    参考のうえ、ご参加くださいますようご案内いたします。

                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF

   


   ■ 先週の集会報告
   ・讃美歌練習   4月17日(日) 男4、女6、計10名
   ・礼拝準備祈祷会 4月17日(日) 男4、女6、計10名
   ・イースター礼拝 4月17日(日) 男4、女6、計10名
   ・聖研祈祷会   4月21日(木) 男1、女2、計 3名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新:2022.4.23 by km.mn


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