2021年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
         降誕節第3主日礼拝

     2022年1月9日  午前10時30分~
                
               司 会    出席役員

               配 餐    配餐奉仕者
 
               奏 楽    奏楽奉仕者

前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    21-85番           一 同
  
交  読    詩篇 100篇          一 同
  
聖  書    ヨハネによる福音書 第3章3節~5節
                   (新)p. 167

                   
祈  祷                     司会者

讃 美 歌     21-18            一 同
  
使徒信条    21-93番 ( 4-A )        一 同

讃 美 歌     21533           一 同

説  教    「『神の国』へ行こう!」     牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21509           一 同

聖 餐 式    (21-81)           牧 師

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏    (黙  祷)

                                                               説教要約 印刷用PDF

降誕節第3主日礼拝
説教
「『神の国』へ行こう!」要約
ヨハネによる福音書 第3章3節~5節


① ニコデモという人

 ニコデモは、子どもの頃から聖書をよく読み、聖書の勉強もたくさんしてきました。だから神様のことも神様の国のことも、よく知っているつもりでした。彼はユダヤ人の議会(サンヘドリン)の議員で、ユダヤ教の律法を厳格に守るファリサイ派に属するユダヤ人の指導者でした(1)。7章50~51節では、イエス様のことを悪く言う同じ議員やファリサイ派の人たちからイエス様を守ろうとしています。19章39~40節では、十字架から下ろされたイエス様の遺体を丁寧に埋葬しています。ニコデモは、ある夜、イエス様のもとに行きました。彼は、イエス様をラビ(ユダヤ人が自分にとっての「先生」を呼ぶ時の言葉)と呼び、いかにもイエス様が神の子であることを知っているようなことを言います(2)。しかし、実際にはイエス様の言うことが全く理解できません。イエス様が言われる「新たに生まれる」(3)ということを、地上の生をもう一度初めからやり直すという意味に取ります。彼は神様のことも神様の国のことも何も分かっていないのです。

② 新たに生まれる
 
 皆さんはお母さんから生まれてきました。お父さんやお母さん、おじいさんやおばあさんも昔は赤ちゃんとして生まれてきたのです。イエス様から「新たに生まれなければ、神の国を見ることは出来ない」という事を聞いたニコデモは、イエス様に、「もう一度、お母さんのおなかから生まれる事なんて出来っこない!」と幼稚な発言をします。しかしながら、イエス様がおっしゃった「新たに生まれる」の「新しく」(アノーセン)の意味は、「再び、上から」という意味で、神様の前に悔い改める事なのです。「神の国」というのは、人間の思いや考えではなくて、神の”み心”が最優先にされるところです。イエス様は、更に「はっきり言っておく。だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることは出来ない」(5)と続けました。「水」は汚れを洗い落とす事ができます。「霊」は神様の力です。イエス様は<誰でも神様の前に罪を悔い改めて、神様の力によって、新しく生まれ変わらなければ、神の国に入る事はできない>とお答えになりました。

「神の国」へ行こう! 

 イエス様の答えから推測して、ニコデモのイエス様への問いは、「神の国に行くにはどうすればよいか」という事でしょう。「富める青年」の問いや律法学者の「何をしたら永遠の命が受けられるか」(ルカ10:25)という問を思い出します。心ある者の願いです。ニコデモも新生の願いを抱いている。彼は既に相当の年齢でしょう。人生をよく知っている。「新しく生まれる」事は不可能だと思っている。そういうあきらめを持ちつつ、尚、微かな期待を抱かずにはおれない彼はイエス様に「もう年をとってしまった私が、母のおなかからもう一度生まれ変わるなんて出来ない!」。彼の言葉には、彼の「夜」(世の闇とユダヤ教の無知)が秘められています。イエス様は「上より生まれなければならない(デイ)」(7)と言われました。<ニコデモが、知っているつもりになっている心を洗い流して、心を空っぽにすれば、本当の神様の国を知ることができるよ>、と教えて下さったのです。イエス様は、本当の神様の国をすべての人に知らせるために、神様の所から私たちの所に来てくださいました。だから、イエス様と出会った私たちは、もう神様の国の入り口に立っています。イエス様のお話を一つ聞くたびに、一歩ずつ神様の国に入っていくのです。


       
       ■ 2022年1、2、3月の礼拝

   ・ 新しい主の年2022年を迎え、新たな主の年の旅路を
    たどり始めようとしています。
    
    いつもと変わりない一日も、うれしくて心躍る日も、
    悲しくて涙が枯れない日も、すべて神さまが増し加えて
    くださった”命の日”です。
    主をたたえ、主をあがめ、主に感謝して 一日一日を
    大切に生きることができますように!
   
    主イエスは 弟子たちを遣わすとき、何も持たずに行く
    ように 教えられました。何を携えて、どこに向かって
    行ったらよいか ”御言葉のともしび”で道を照らして
    いただきましょう!
    主が必要を満たしてくださることを信じ、主の声を聴き
    ながら、信仰の仲間と共に心をこめて礼拝を献げ、主の
    日ごとに新にされることを祈り求めてまいりましょう!


 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   しかしながら、新型コロナウィルス感染症の感染拡大に
   より、再度「緊急事態宣言」が発出されたため、すでに
   「新型コロナウィルス感染症対策」として周知されてい
   る指針に基づき、できる限りの感染防止対策を実施しな
   がら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便とご迷惑
   をおかけしますが、ご留意いただきますようお願いいた
   します。特に、体調のすぐれない方、健康面に不安を抱
   えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻に合わせて
   ホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内で御言葉に
   聴き、祈りの内にお過ごしくださるようお願い致します。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈りいたします。
               2021.2.7 牧師・三原信惠


          2021年度 年間聖句

     神がわたしたちを救い、聖なる招きによって呼び
     出してくださったのは、わたしたちの行いによるの
     ではなく、御自身の計画と恵みによるのです。
             (テモテへの手紙二 1章9節)
            
            
             今週の祈り

     ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
     ・病や困難の中にある友のために。
     ・紀伊長島教会と森下 研 牧師のために。
               
            
             本日の集会
      (感染予防対策を講じながら行います)

     ・10:20~     礼拝準備祈祷会
     ・10:30~11:45  主日礼拝 
     ・10:45~     聖書通読:創世記28章(旧)p.45
     ・12:00~     1月定例役員会
            

             今週の集会

     ・聖研祈祷会   1月13日(木) 10:30-11:30  
      ルカによる福音書7章36~50節 (新)p.116 

        ( 信徒の友"日毎の糧”欄に記載の聖書の
        御言葉に耳を傾けた後、紀伊長島教会の
        お働きを覚えて祈りを合わせます。)      



             次主日の案内

     ・降誕節第4主日礼拝 1月16日(日)
      礼拝準備祈祷会     午前10:20-10:30
       主日礼拝        午前10:30-11:30
       司 会 : 出席役員
       交 読 : 詩篇101篇
       聖 書 : ヨハネによる福音書10章27~28節 
                  (新)p.187 
       説 教 :「イエス様についていく」三原牧師
       献 金 : 献金奉仕者
       奏 楽 : 奏楽奉仕者
       讃美歌 :21-451(くすしきみ恵み)
           21-120(主はわがかいぬし) 
           21-459(飼い主わが主よ)


       礼拝後、「聖書通読」創世記 43章~ 




            その他の報告
     
     ■「新つつみ通信」第3号を発行しました。 

        
   
     牧師の巻頭言をはじめ、伝道所の歩みを覚えて教会員
    有志の方々にメッセージ記していただいて9月12日に
    発行することができました。お忙しいなか、御寄稿下さ
    いました皆様方に心よりお礼申し上げます。伝道所に連
    なる方々や来会される方々にお配りしています。
         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     新しい年を迎え、われわれの社会がコロナ禍に直面し、
    早くも3年目に突入しました。
    これまで経験したことのない大きな災いによって、普段、
    教会に集って礼拝することができるのが、決して当たり
    前のことではないことを学ぶことができました。コロナ
    禍の時を意味あるものとして過ごすために、わたしたち
    堤伝道所では昨年に引き続き、2022年1月2日(日)
    より「聖書通読リレー」を再開しました。信仰の原点に
    帰って、み言葉に聴き、お互いが通っている試練を覚え
    ながら、ともに祈り合い・支え合いながら新しい出発を
    したいと願っています。
    どなたでもご参加いただけるようにように、年間通読予
    定表(2022年版)を以下に添付しましたので、ご参
    考のうえ、ご参加下さいますようご案内いたします。

                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF

   


   ■ 先週の集会報告
   ・主日礼拝   1月 2日(日) 男3、女6、計 9名
   ・聖研祈祷会  エアコン取付工事の為、中止となりました。

   ■ 献花・献品・献金報告
  
   ※ クリスマス ・バザー収益     31,650円也
   
   昨年に引き続き、今年も12月25日(土)東日本大震災で
   被災された方々への復興支援としてクリスマスバザーを行い
   ました。近隣にお住まいの方や藤沢教会の皆様からささげて
   いただきました募金は、全額「会津放射能情報センター」に
   献金いたします。心より感謝申し上げます。



  
   ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに、
    献金を捧げられた方々のお名前は伏せさせていただきまし
    たが、当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
    によって支えられています。心から感謝申し上げます。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新:2022.4.8 by nk


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