2021年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
         聖霊降臨節第22主日礼拝

     2021年10月17日  午前10時30分~
                
               司 会     出席役員
 
               奏 楽    奏楽奉仕者

前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    21-85番           一 同
  
交  読    詩篇 88篇           一 同
  
聖  書    使徒言行録 第13章44~52節
                 (新)p. 240

                   
祈  祷                     司会者
  
使徒信条    21-93番 ( 4-A )        一 同

讃 美 歌     21487           一 同

説  教    「異邦人伝道の光」        牧 師

祈  祷                     牧 師

献  金   ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏    (黙  祷)

                                                               説教要約 印刷用PDF

聖霊降臨節第22主日礼拝
説教
「異邦人伝道の光」要約
使徒言行録 第13章44節~52節


① 信徒伝道週間(23日迄)、教育週間(24日迄)

 神様の愛を伝えるために、自分の住んでいる場所を離れて外国に行く人を宣教師と呼びます。1879年、長崎に一人の宣教師が来ました。名前はエリザベス・ラッセル、43歳でした。先生は長崎に来てすぐ、女の子のための学校を始めます。子どもを生んで育てる女性にこそ一人一人を大切にし、愛し合うことを教えるキリスト教の教育が必要だと考えたからです。生徒は最初たった一人でしたが、少しずつ増えていきました。生徒がたくさん集まるようになると、それをうらやましく思った周りの人たちが悪口を言うようになります。でもラッセル先生は懸命に生徒たちに神様の愛を教えました。そして40年働いて83歳の時、アメリカに帰っていったのです。どうして先生は言葉が通じない場所で悪口を言われても頑張れたのでしょうか。それは、まだ神様を知らない日本の生徒たちに神様の愛を教えたいという強い気持ちとそれを助ける聖霊の力があったからです。先生が建てた活水学院は今も、140年を超えて神様の愛を伝え続けています。

② 宣教活動を始めたパウロ
 
 パウロは「パウロと呼ばれていたサウロ」(13:9)とあるように、もともと二つの名前を持って
いました。ユダヤ名がサウロ、パウロはローマ市民としての名前で「いと小さき者」という意味です。「ほとんど町中の人が主の言葉を聞こうとして集まってきた」(44)とあるように、パウロとバルナバは評判となり、多くの聴衆を集めていました。が、それを快く思わないユダヤ人がいたのです。パウロとバルナバは「わたしたちは異邦人の方に行く」(46)と宣言します。この異邦人とは、ユダヤ人以外の人たちのことです。現在では聖書は多くの言葉に翻訳され、世界中の人たちがイエス様について知ることができますが、最初の教会ができた頃には、ユダヤ人以外の人は神様に救われることがないと思われていました。異邦人も救われるとパウロたちが語るのを聞いて、ユダヤ人たちは怒って反対したのでした。一方のキリスト者たちは恵みも含めて、分かち合うことに熱心でした。キリスト者は、扉は広く開かれなければいけないと知っていたからでした。

異邦人伝道の光

 「わたしは、あなたを異邦人の光と定めた、あなたが、地の果てにまでも 救いをもたらすために」(47)。イザヤ書42章6節、49章6節、ルカ福音書2章32節は、神の僕であるメシア、つまりイエス・キリストについて語られていますが、ここでパウロはその言葉を自分たちに適用し、メシアは国々の光であり、自分たち使徒はこの光を伝道によって世に示すものであることを表したのです。「永遠の命を得るように定められている人は皆、信仰にはいった」(48)も、使徒たちはイエス様の教えに忠実でした。「喜びと聖霊に満たされていた」(52)弟子たちには、このアンティオキアの地でキリストの弟子となった異邦人も含まれています。また、「喜び」は、聖霊の働きによって信仰を得た喜びです。迫害という厳しい状況の中でも、聖霊はバルナバとパウロと共にいて、二人を見捨てることなく臨んでおられました。宣教を励ましてくれるのが聖霊の力です。迫害の中にあっても、パウロやバルナバが喜びと聖霊に満たされたように、今ここに座しておられる皆さんお一人ひとりも、どんな困難な状況にあっても、聖霊の助けによって、勇敢にイエス様の教えを一人でも多くの人に伝え、思いやりのある行動や祈りで、宣教の業に加わりましょう。


       
     ■信徒伝道週間(23日迄)教育週間(24日迄)
                   
     日本基督教団では、毎月第3主日を「日本伝道の推進
    を祈る日」と定めています。全国の教会・伝道所が取り
    組んでいる課題(「信徒の友」に掲載)を覚えて、共に
    祈りを合わせましょう。


     ■    神の憩い       山田 晶 
      
     七日に一度、日曜日だけは、神様は我々に、特別な仕方
    で御自分と共に在ることを望まれます。すなわち日曜日だ
    けは神様と共に日常の働きをやめよと命じておられます。
    我々にとって日曜とは、神の憩いに触れ、我々自身が日常
    の働きから離れて、神の憩いの中で憩うために与えられて
    いるのではないだろうか。ただ自分の憩いのことだけを考
    えると、この日曜日という空白をどのように楽に過ごそう
    かとか、楽しく遊ぼうかとか、要するにその空白をどのよ
    うに埋めようかということだけが我々にとっての問題とな
    り、そこに悪霊につけこまれる隙も生じてきます。が、
    この日曜日の空白は、神の創造の背後にあり、その働きを
    包んでいる、いいようもなく深い、底知れない神の憩いに
    触れ、神と共に憩うために神から与えられたものであると
    考えるならば、その「空白」の意味は、全然異なるものと
    なるでしょう。もう一つ…人間には地獄に行くほどの大き
    な罪を犯すことができるだろうか。人間の有限性というも
    のから考えてみて、そんな大それたことはどんな人間にも
    できないのでは、という説があります。それに対して私は
    こう思う。人間は神から自由な存在として造られたゆえに
    神の操り人形でなく無限性が与えられている。地獄にすら
    落ちることもできる「責任存在としての人間」であると。
    我々を造り、昔も今も我々と共にいまし、我々が憩う時も
    笑う時・泣く時も神は我々を常に変わらず見ておられる。


 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   しかしながら、新型コロナウィルス感染症の感染拡大に
   より、再度「緊急事態宣言」が発出されたため、すでに
   「新型コロナウィルス感染症対策」として周知されてい
   る指針に基づき、できる限りの感染防止対策を実施しな
   がら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便とご迷惑
   をおかけしますが、ご留意いただきますようお願いいた
   します。特に、体調のすぐれない方、健康面に不安を抱
   えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻に合わせて
   ホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内で御言葉に
   聴き、祈りの内にお過ごしくださるようお願い致します。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈りいたします。
               2021.2.7 牧師・三原信惠


          2021年度 年間聖句

     神がわたしたちを救い、聖なる招きによって呼び
     出してくださったのは、わたしたちの行いによるの
     ではなく、御自身の計画と恵みによるのです。
             (テモテへの手紙二 1章9節)
            
            
             今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・福野伝道所と吉川光太郎牧師のために。
               
            
             本日の集会
      (感染予防対策を講じながら行います)

    ・10:20~     礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝 
    ・11:30~      臨時総会
       出席可能な教会員の方はお残りください。
            
             今週の集会

    ・聖研祈祷会   10月21日  10:30-11:30  
        雅歌5章2節~6章3節 (旧)p.1054
        (信徒の友"日毎の糧”欄の聖書日課に沿って
       御言葉に耳を傾けた後、福野伝道所のお働き
       を覚えて祈ります。)

             
             次週の案内

    ・降誕前第9主日礼拝 10月24日(日)午前10:30-11:30
       司 会 : 派遣神学生
       交 読 : 詩篇 89篇
       聖 書 : 使徒言行録15章1~12節 (新)p.242 
       説 教 :「恵みによって救われる」  三原牧師
       献 金 : 献金奉仕者
       奏 楽 : 奏楽奉仕者
       讃美歌 :21-390(イェス、イェス)他


        
        
     ■「新つつみ通信」第3号を発行しました。 

        
   
     牧師の巻頭言をはじめ、伝道所の歩みを覚えて教会員
    有志の方々にメッセージ記していただいて9月12日に
    発行することができました。お忙しいなか、御寄稿下さ
    いました皆様方に心よりお礼申し上げます。伝道所に連
    なる方々や来会される方々にお配りしています。
         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     感染力の強い変異種(新型コロナウィルス・デルタ株)
    が依然として猛威をふるっています。ワクチンを2回
    接種した後でも感染する「ブレークスルー感染」が起り、
    これまで以上にしっかりとした感染予防対策を行う必要
    があるように思います。このコロナ禍の中でも、それぞ
    れの場で、それぞれのかたちで御言葉に聴き、神を賛美
    し、ともに覚えて祈ることは大切なことだと思います。
    わたしたち茅ヶ崎堤伝道所では、コロナ禍の時を意味あ
    るものとして過ごすために、2021年を「聖書通読の年」
    としたいと願い、2021年1月3日から「聖書通読」
    を始めました。信仰の原点に帰って新しい出発をしたい
    と願っています。以下に添付の年間通読予定表をご参考
    のうえ、ぜひご参加下さいますようご案内いたします。
   
                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF
   

   


   ■ 先週の集会報告

   ・主日礼拝   10月10日(日) 男3、女4、計 7名
   ・聖研祈祷会  10月14日(木) 男2、女2、計 4名

  
  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者、並びに
   献金を献げられた方の個人名は伏せさせていただきました。
   ご了承ください。
   
     
   当伝道所は 教会内外からの多くの方々の尊い献金によって
   支えられていることに心から感謝しています。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新:2021.10.16 by nk


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