2021年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
           世界聖餐日礼拝

     2021年10月3日  午前10時30分~
                
               司 会     出席役員

               配 餐    配餐奉仕者
 
               奏 楽    奏楽奉仕者

前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    21-85番           一 同
  
交  読    詩篇 86篇           一 同
  
聖  書    出エジプト記 第19章
         4~5節、19~21節   (旧)p. 119

                   
祈  祷                     司会者
  
使徒信条    21-93番 ( 4-A )        一 同

讃 美 歌     21463           一 同

説  教    「天からのパン」         牧 師

祈  祷                     牧 師

聖 餐 式                     牧 師

献  金   ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏    (黙  祷)

                                                               説教要約 印刷用PDF

世界聖餐日礼拝
説教
「天からのパン」要約
出エジプト記 第19章4~5節、19~21節


① 世界聖餐日

 本日は、世界聖餐日です。日本基督教団の殆どの教会で、今日、聖餐式が行われるはずです。そのことによって、それぞれに分かれて信仰生活を送っているすべての教会が一人の主イエス・キリストの十字架の血をもって贖い取られた一つの教会であること、同じ天からのパンによって養われつつ神の国を目指して旅を続ける一つの教会であることを私たちが深く心に刻むためです。聖餐は「私たちすべてを主において一つにします」(式文)。十字架に赴かれる直前の主イエスは、その最後の長い祈りの中で、聖なる父に弟子たちがいつまでも守られているように祈り、それは御父と御子が一つであるように「彼らも一つとなるためです」(ヨハネ17:11)と祈られました。今日の分裂した世界の中に、一人の主の教会が全世界に存在しているということは本当に大きな恵みであり、慰めであり、また私たちの希望の源です。今朝は「天からのパン」について記してある旧約聖書と新約聖書のそれぞれから一か所、計二か所の記事に基づいて学びたいと思います。

② 荒れ野の40年の旅
 
 神の民イスラエルがモーセに率いられてエジプトから解放されて約束の地に入るまでの荒れ野の40年は、想像を絶する過酷な旅でした。その苦しさにイスラエルはエジプトを出てすぐから、不平をのべ、つぶやき始め、この不平・つぶやきは旅が終わるまで止むことはありませんでした。彼らは奴隷状態から解放されて、約束の地を目指し、喜びと希望をもって勇み進むはずでしたのに、そこは水もない、パンもない、肉もなければ、野菜もない。あるのは石と岩だけ。人が旅をすることができるような、一日たりとも生きていけるような所ではなかったのです。イスラエルの民はモーセとアロンに「エジプトの国で死んだ方がましだった。あの時は肉のたくさん入った鍋の前に座り、パンを腹いっぱい食べられたのに(これは明らかに誇張)・・・我々を飢え死にさせるつもりか」と不平を言い、激しく抗議し、責め立てました。が、モーセの訴えを聞かれた神は、イスラエルのために、天からの食べ物である「マンナ」を天から降らせて下さったのでした。

天からのパン

 マンナはシナイ半島の中で見られます。荒れ野に生えている木、特にマンナ・タマリクスからカイガラムシが吸い取り吐き出した樹液が夜の冷気で堅くなり、朝、白く黄ばんだ小さい丸い形で地面に落ちてくるもので甘くて美味しいそうです。が、昼になると溶けてくるので、朝の内に集めねばなりません。イスラエルの民は毎日一人Ⅰオメルずつ集めました。Ⅰオメルは3、64ℓほぼ二升。かなり沢山のマンナを集めたことになります。イスラエルの民は不平を言いつつ日毎に与えられる天からのパンによって荒れ野の旅を続け、約束の地に着くことができたのでした。さて、ヨハネ福音書6章によれば、荒れ野においてイスラエルに与えられた「天からのパン」の故事を引き合いに出しながら、肉を取って地上を歩み、人の罪の贖いのために十字架につけられ、三日目に死人の中から蘇る神の御子こそ、真の「天からのパン」であると宣言しています。真の天からのパンは主イエス・キリストです。「天から降って来たパン」、「人の子の肉を食べる」、「わたしの血を飲む者は永遠の命を得る」の言葉は聖餐式のことです。私たちも、神から与えられる天からのパンである御言葉と主の晩餐によって養われつつ、御国への旅を続けて参りましょう!


       
     ■   「世界聖餐日」について
                   
   日本基督教団では、10月第一日曜日を「世界聖餐日」
   と定めています。第二次世界大戦直前、世界が戦争へ
   と傾斜していく中、1940年に北米キリスト教教会連盟
   によって「全世界のキリスト教会がそれぞれの教会で
   主の聖餐式を守り、国境、人種の差別を越えて、あら
   ゆるキリスト教信徒がキリストの恩恵において一つで
   あるとの自覚を新たにする日」として提唱されたのが
   始まりだと言われています。
   これが戦後、世界教会協議会(WCC)で推奨され、日本
   キリスト教協議会(NCC)を通じて日本の教会にも広がり
   ました。異なる文化・経済・政治の状況にあってなお、
   世界の教会がキリストのからだと血を分かち合うこと
   を通し、主にあって一つであることを自覚し、お互い
   が抱える課題を担い合う決意を新たにする日です。
         (記事の一部を「信徒の友」より引用)


 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   しかしながら、新型コロナウィルス感染症の感染拡大に
   より、再度「緊急事態宣言」が発出されたため、すでに
   「新型コロナウィルス感染症対策」として周知されてい
   る指針に基づき、できる限りの感染防止対策を実施しな
   がら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便とご迷惑
   をおかけしますが、ご留意いただきますようお願いいた
   します。特に、体調のすぐれない方、健康面に不安を抱
   えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻に合わせて
   ホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内で御言葉に
   聴き、祈りの内にお過ごしくださるようお願い致します。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈りいたします。
               2021.2.7 牧師・三原信惠


          2021年度 年間聖句

     神がわたしたちを救い、聖なる招きによって呼び
     出してくださったのは、わたしたちの行いによるの
     ではなく、御自身の計画と恵みによるのです。
             (テモテへの手紙二 1章9節)
            
            
             今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・近江平安教会と谷本一廣牧師のために。
               
            
             本日の集会
      (感染予防対策を講じながら行います)

    ・10:30~11:30  主日礼拝
    ・11:30~11:40  聖書通読 
       ヨハネの手紙(一)1章   (新)p.441
    ・14:00~      故 鈴木 一朗牧師を偲ぶ会

            
             今週の集会

    ・聖研祈祷会   10月7日(木)  10:30-11:30  
        箴言 30章15~31節  (旧)p.1031
        (信徒の友"日毎の糧”欄の聖書日課に沿って
       御言葉に耳を傾けた後、近江平安教会のお働き
       を覚えて祈ります。)

             
             次週の案内

    ・神学校日・伝道献身者奨励日礼拝 
          10月10日(日)午前10:30-11:30
       司 会 : 出席役員
       交 読 : 詩篇 87篇
       聖 書 : ルカ福音書10章30~37節 
                     (新)p.126
       説 教 :「善いサマリア人」  三原牧師
       献 金 : 献金奉仕者
       奏 楽 : 奏楽奉仕者
       讃美歌 :21-505(歩ませてください)他

    ・礼拝後 ~ 聖書通読(新約聖書) 
  
        ヨハネ黙示録 第16章 (新)p.470

    

     ■ ホテルにお勤めの教会員M・Uさんからのお便り

       皆様、お元気ですか?
      私は毎日 主と共に 元気に頑張っています。
      ホテルの一棟貸しは年内いっぱいを予定しています。
      誰もコロナにかからず、仕事ができていること、
      主に感謝しています。
      三原牧師や皆様にお会いして、また皆様と 主を
      礼拝できるのは 来年になるかもしれませんが 
      その時は 宜しくお願いします。
      皆様の健康を お祈り致します。 (M・U)

      
      「主がすべての災いを遠ざけて
       あなたを見守り
       あなたの魂を見守ってくださるように。
       あなたの出で立つのも帰るのも
       主が見守ってくださるように。」
                  (詩121:7-8)

     ■ 10月に受洗日・お誕生日を迎えられる方々へ

    おめでとうございます。主の見守りのうちに、お体
    を充分にご留意なさって、身も心も健やかにお過ごし
    なさいますように、更なる祝福をお祈り申し上げます。

        
        
     ■「新つつみ通信」第3号を発行しました。 

        
   
     牧師の巻頭言をはじめ、伝道所の歩みを覚えて教会員
    有志の方々にメッセージ記していただいて9月12日に
    発行することができました。お忙しいなか、御寄稿下さ
    いました皆様方に心よりお礼申し上げます。伝道所に連
    なる方々や来会される方々にお配りしています。
         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     感染力の強い変異種(新型コロナウィルス・デルタ株)
    が依然として猛威をふるっています。ワクチンを2回
    接種した後でも感染する「ブレークスルー感染」が起り、
    これまで以上にしっかりとした感染予防対策を行う必要
    があるように思います。このコロナ禍の中でも、それぞ
    れの場で、それぞれのかたちで御言葉に聴き、神を賛美
    し、ともに覚えて祈ることは大切なことだと思います。
    わたしたち茅ヶ崎堤伝道所では、コロナ禍の時を意味あ
    るものとして過ごすために、2021年を「聖書通読の年」
    としたいと願い、2021年1月3日から「聖書通読」
    を始めました。信仰の原点に帰って新しい出発をしたい
    と願っています。以下に添付の年間通読予定表をご参考
    のうえ、ぜひご参加下さいますようご案内いたします。
   
                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF
   

   


   ■ 先週の集会報告

   ・主日礼拝   9月26日(日) 男4、女5、計 9名
   ・聖研祈祷会  9月30日(木) 男2、女2、計 4名

  
  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに、
   献金を献げられた方、10月のお誕生者・受洗者の個人名
   は伏せさせていただきました。ご了承ください。
   
     
   当伝道所は 教会内外からの多くの方々の尊い献金によって
   支えられていることに心から感謝しています。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新:2021.10.2 by nk


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