2021年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
        聖霊降臨節第19主日礼拝

     2021年9月26日  午前10時30分~
                
               司 会     出席役員
 
               奏 楽    奏楽奉仕者

前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    21-85番           一 同
  
交  読    詩篇 85篇           一 同
  
聖  書    マルコによる福音書 第12章28~34節
                      (新)p. 87

                   
祈  祷                     司会者
  
使徒信条    21-93番 ( 4-A )        一 同

讃 美 歌     21-510           一 同

説  教    「きみと行くよ」         牧 師
  
祈  祷                     牧 師

献  金   ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏    (黙  祷)

                                                               説教要約 印刷用PDF

聖霊降臨節第19主日礼拝
説教
「きみと行くよ」要約
マルコによる福音書 第12章28~34節


① 律法学者とイエス様の対話

 同じ物語がマタイとルカにもあります。ルカでは二人の対話が有名な「善いサマリア人のたとえ」へとつながります。またマタイとルカの律法学者は、イエス様を「試す」ために質問したのですが、マルコは「試す」という言葉はありません。イエス様の答えを聞き、自分なりに答える律法学者の言葉にも、イエス様への批判めいた思いは見られません。直前のサドカイ派との「議論を聞いて」イエス様に質問している様子からも、「御心を知りたい」と真摯に願う純粋な人と見受けられます。彼の質問は「第一の掟はどれか」、613もある掟の中で一番大切なものを尋ねています。それに対し、イエス様は「第一の掟はこれである」と語って申命記6章4~5を引用し、続けて「第二の掟はこれである」と語って、レビ記19章18節を引用されています。どれが第一かとの質問に二つ目を答えていることにちぐはぐな印象を受けますが、(1)誠心誠意神様を愛する事。(2)隣人を自分のように愛する事。この二つは切り離せないものだと言っているのです。

② 最も大切な教え
 
 私たちも「聖書の中で、最も大切なお約束は何?」って知りたいですよね。イエス様はおっしゃいました。「ただ一人の神さまを信じることです」。なるほど神さまはお一人です。他にもたくさん神さまがいそうですが、本当は、神さまはお一人なのです。だから、その神さまを信じましょう。それともう一つ、「お隣の人を大事にして下さい」ともおっしゃいました。お友だちのこと、お父さんやお母さんのこと、兄弟や姉妹のことを愛しなさいということです。神さまの国に入るには神さまのお約束を守らなければなりません。でも、その約束は613個もあって守るのは大変ですよね。その中で、イエス様は「最も大切なお約束は、神さまを愛しなさいという約束と、隣人たちを愛しなさい、というお約束です」と教えて下さいました。イエス様は私たちを神さまの国へ入れるために来て下さいました。イエス様は、神さまの国に着くまで、一緒に歩いて下さいます。私たちはその道をご存じのイエス様と一緒に歩くのです。イエス様に励まされながら。

きみと行くよ

 今は「心の時代」から「命の時代」へ移っています。「“心がけて”善く生きる時代」から、更に進んで、「“命かけて”愛神愛隣を実践する時代」へと移ったということでしょう。ここに座しておられるあなた方は、ご自分のことをどう思って生きていらっしゃいますか?ご自分のことを好きになって、素直になって、優しい気持ちになれて、明るく、いきいきと毎日を輝いて生きていらっしゃいますか?神さまは、あなた方お一人ひとりに対して、説明書を付けていらっしゃるということです。それは、どういうことかと言いますと、おいしいカステラをいただいたとします。それは桐の箱の中に入っていて、開けてみますと、カステラはなく、箱の中には、美味しいカステラの説明書だけ、ということです。どういう説明書かといいますと、「あなたは、神の宝物だ。神が心を込めてあなたを造った。神はあなたの名前をちゃんと覚えていて、あなたの名を呼ぶ。神の目にあなたは特別なのだ」。あなたは<世界中に一人しかない尊い、かけがえない大切な一人>。という神様の御心が記された説明書なのです。ならば、私たち、罪を赦され、神の御国に入る喜びを望みとして、主に従って「きみと行くよ」とイエス様と共に歩いて行きましょう!


       
     ■  「神の愛と神の憐れみ」
                   浅 野  順 一
    
     キリスト教ではふたことめには神さまは愛だという。
    それには違いないのだけれども、それが神さまへの
    おそれと組み合っていない。そういうものは吹けば飛ぶ
    ような愛である。そんなものは神さまの愛ではない。

     むしろ神さまの愛を私どもに与えられたと感ずれば、
    感ずるほど、神さまを本当に おそれる、そういう気持
    が湧いて来なければ神の愛とは言えないと ここに言っ
    ております。私は、これは本当だと思う。

     かりに 神のおそれということを 神の義しさと言い
    替えますか、神の愛を神の憐れみというふうに言い替え
    ますか、私は今日の時代にキリスト教がもし意味を持つ
    とすれば、ただ愛の宗教ではない。

     私どもは無力ですけれども、この日本の社会を少しで
    も正してゆくという私どもの念願というものがなくては
    教会で、「神の愛」ということを言ってもあまり意味が
    ないのではないかと思います。



 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   しかしながら、新型コロナウィルス感染症の感染拡大に
   より、再度「緊急事態宣言」が発出されたため、すでに
   「新型コロナウィルス感染症対策」として周知されてい
   る指針に基づき、できる限りの感染防止対策を実施しな
   がら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便とご迷惑
   をおかけしますが、ご留意いただきますようお願いいた
   します。特に、体調のすぐれない方、健康面に不安を抱
   えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻に合わせて
   ホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内で御言葉に
   聴き、祈りの内にお過ごしくださるようお願い致します。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈りいたします。
               2021.2.7 牧師・三原信惠


          2021年度 年間聖句

     神がわたしたちを救い、聖なる招きによって呼び
     出してくださったのは、わたしたちの行いによるの
     ではなく、御自身の計画と恵みによるのです。
             (テモテへの手紙二 1章9節)
            
            
             今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・石山教会と須賀 工(すか たくみ)牧師、
          須賀 舞(すか まい) 牧師のために。
               
            
             本日の集会
      (感染予防対策を講じながら行います)

    ・10:30~11:20  主日礼拝
    ・11:30~11:40  聖書通読 
       フィレモンへの手紙   (新)p.399

            
             今週の集会

    ・聖研祈祷会   9月30日(木)  10:30-11:30  
        箴言  25章11~28節 (旧)p.1024
       (信徒の友"日毎の糧”欄の聖書日課に沿って
       御言葉に耳を傾けた後、祈祷会では石山教会
       を覚えて祈ります。)

             
             次週の案内

    ・世界聖餐日礼拝 10月3日(日)10:30-11:30
       司 会 : 出席役員
       配 餐 : 配餐奉仕者
       交 読 : 詩篇 86篇
       聖 書 : 出エジプト記 
            第19章4~5、19~21節 (新)p.119
       説 教 :「天からのパン」     三原牧師
       献 金 : 献金奉仕者
       奏 楽 : 奏楽奉仕者
       讃美歌 :21-463(わが行くみち)他

    ・礼拝後 ~ 聖書通読(新約聖書) 
  
         ヨハネの手紙(一)   (新)p.441
          聖書通読後
          《「偲ぶ会」の会場設営 》を行います。
    ・14:00 ~ 「故鈴木一朗牧師を偲ぶ会」
        
        
         ■「新つつみ通信」第3号発行 

        
   
     牧師の巻頭言をはじめ、伝道所の歩みを覚えて教会員
    有志の方々に記していただいたメッセージ等を載せて、
    9月12日に発行いたしました。お忙しいなか、御寄稿
    いただきました方々に心よりお礼申し上げます。伝道所
    に連なる方々や来会される方々にお配りしています。
         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     感染力の強い変異種(新型コロナウィルス・デルタ株)
    が依然として猛威をふるっています。ワクチンを2回
    接種した後でも感染する「ブレークスルー感染」が起り、
    これまで以上にしっかりとした感染予防対策を行う必要
    があります。このコロナ禍の中でも、それぞれの場で、
    それぞれのかたちで御言葉に聴き、神を賛美し、ともに
    覚えて祈ることは大切な事だと思います。
    わたしたち茅ヶ崎堤伝道所では、コロナ禍の時を意味あ
    るものとして過ごすために、2021年を「聖書通読の年」
    としたいと願い、2021年1月3日から「聖書通読」
    を始めました。信仰の原点に帰って新しい出発をしたい
    と願っています。以下に添付の年間通読予定表をご参考
    のうえ、ぜひご参加下さいますようご案内いたします。
   
                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF
   

   


   ■ 先週の集会報告

   ・主日礼拝   9月19日(日) 男4、女6、計10名
   ・聖研祈祷会  9月23日(木) 男3、女2、計 5名

  
  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに、
   献金を献げられた方の個人名は伏せさせていただきました。
   ご了承ください。
   
     
   当伝道所は 教会内外からの多くの方々の尊い献金によって
   支えられていることに心から感謝しています。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新:2021.9.25 by nk


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