2021年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
        聖霊降臨節第17主日礼拝

     2021年9月12日  午前10時30分~
                
               司 会     出席役員

               配 餐    配餐奉仕者
 
               奏 楽    奏楽奉仕者

前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    21-85番           一 同
  
交  読    詩篇 83篇           一 同
  
聖  書    マルコによる福音書 第4章21~23節
                     (新)p. 67

                   
祈  祷                     司会者
  
使徒信条    21-93番 ( 4-A )        一 同

讃 美 歌     21-502番          一 同

説  教    「暗闇を照らすともし火」     牧 師
  
祈  祷                     牧 師

聖 餐 式                     牧 師

献  金   ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   派遣神学生
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏    (黙  祷)

                                                               説教要約 印刷用PDF

聖霊降臨節第17主日礼拝
説教
「暗闇を照らす ともし火」要約
マルコによる福音書 第4章21~23節


① 「ともし火」のたとえ

 イエス様の言う「ともし火」とは油が入った器、布を裂いて紐状に縒った芯の一方を浸し、他方の先端に火をつけるもので、ランプの一種です。電気の照明の明るさを知っている私たちには暗く感じるかもしれませんが、昔はこのともし火が、夜には最も頼りになる明かりだったのです。それを燭台の上に置くことで部屋は一層明るくなります。その火を消す時に用いたのが升です。ともし火は吹き消すと部屋中に煙が立ちこめます。それで、大きめの升でランプごと覆って火を消したのです。ですから、ともし火を升の下に置くというのは、せっかくともした灯りを消してしまうということです。また明かりを消さないにしても、寝台の下に置けば部屋は暗いままで、火をともした意味がありません。イエス様は、「闇を照らす明かりはその光が行き渡る燭台の上に置くものでしょう」と言っておられるのです。興味深いのは「ともし火を持って来る」(21節)が原語では「ともし火が来る」と、まるで火が一人で歩いて来るような表現になっている点です。

② 「ともし火が来る」って?
 
 マルコ1章を原語で見ると、「来る」という言葉で言い表しているのは、イエス様です。洗礼者ヨハネが「私よりも優れた方が後から来られる」(7節)、「イエスはガリラヤのナザレから来て」(9節)、「イエスはガリラヤへ行き」(14節)、「ナザレのイエス、かまわないでくれ。我々を滅ぼしに来たのか」(24節)、「ガリラヤ中の会堂に行き」(39節)も、すべてその主語はイエス様です。つまり、「ともし火」とは、イエス様ご自身のことなのです。聖書には「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光をもつ」(ヨハネ8:12)。「あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。人々が、あなたがたの立派な行いを見て、あなたがたの天の父をあがめるようになるためである」(マタイ5:16)というイエス様の言葉があります。私たちはイエス様の光を受けて、はじめて光り輝くことができるのです。イエス様は、光となって闇の中を生きる私たちを支えて下さいます。その光をいっぱいに受けることが、私たちにとって何より大切なことだと思います。

暗闇を照らす ともし火

 昔々イギリスのスコットランドの海岸に小さい漁師の家がありました。その海側の窓の所で女の子が心配そうに海側の方を見ています。「今日は風が強くて海が荒れている。お父さんの船、大丈夫かな」。夜になっても昔だから電気もない。その日はみんな心配して家でお祈りしながら待ったのね。でも帰って来ない。翌日の朝、村の人たちも心配して探してくれました。すると、遠くの方の岩がいっぱいある所で壊れた船のかけらや帆柱と一緒に、お父さんの亡骸が見つかったの。夜の嵐の暗闇の中で、家のある方角と違う岩だらけの所へ行って、岩にぶつかって死んじゃったの。悲しくて、二度とこんなことが起こらないように考えて、女の子はそれから毎日、夕方暗くなると、海側の窓にランプを置くようにしたの。それでスコットランドの海岸には「暗闇を照らす ともし火があるから大丈夫!」と漁師も遠くから来た船も間違わないで命が助かるようになったのだって。十年、二十年、三十年たっても女の子は毎日、自分の持っている小さなランプに火をつけて置いたそうよ。それが後に海岸に「灯台」を建てる元になったという話です。イエス様は、「みんなは、自分の持っている光を人々の前に輝かしなさい」って、おっしゃっておられます。


       
     ■ 9月のリタニー「イエスさまの光を」
    
     司会者  ともし火をどこに置きましょう
       A   ベッドの下に隠します
       B   箱の中にしまいます

     司会者  何も見えず 何も聞こえず
     みんな  私は一人ぼっちです

     司会者  イエスさまはどこにいますか
     みんな  暗闇に、光が輝きます

     司会者  罪を、愛が覆います
    (一緒に)  私たちは一人ではありません

     司会者  さあ、イエスさまの光をともしましょう
    (一緒に)  アーメン      
 
          (『教師の友』2021年夏号より掲載)

     
      
     ■「 病床便り 」   原崎 百子
     わたしが共にいる  治らなくてもよいではないか

     わたしが共にいる  長患いでもよいではないか

     わたしが共にいる  何もできなくてもよいではないか

     わたしが共にいる  それでよいではないか

      在る晩     キリストがそう言ってくださった。


 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   しかしながら、新型コロナウィルス感染症の感染拡大に
   より、再度「緊急事態宣言」が発出されたため、すでに
   「新型コロナウィルス感染症対策」として周知されてい
   る指針に基づき、できる限りの感染防止対策を実施しな
   がら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便とご迷惑
   をおかけしますが、ご留意いただきますようお願いいた
   します。特に、体調のすぐれない方、健康面に不安を抱
   えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻に合わせて
   ホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内で御言葉に
   聴き、祈りの内にお過ごしくださるようお願い致します。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈りいたします。
               2021.2.7 牧師・三原信惠


          2021年度 年間聖句

     神がわたしたちを救い、聖なる招きによって呼び
     出してくださったのは、わたしたちの行いによるの
     ではなく、御自身の計画と恵みによるのです。
             (テモテへの手紙二 1章9節)
            
            
             今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・長岡京教会と韓守信(ハンスシン)牧師のために。
               
            
             本日の集会
      (感染予防対策を講じながら行います)

    ・10:30~11:30  主日礼拝
    ・11:30~11:40  聖書通読 
      コリントの信徒への手紙二  第1章 (新)p.325
    ・11:40~     9月定例役員会
              役員の方はお残りください

            
             今週の集会

    ・聖研祈祷会   9月16日(木)  10:30-11:30  
        箴言  10章1~12節  (旧)p.1004
      (信徒の友"日毎の糧”欄の聖書日課の御言葉に耳を
      傾けた後、祈祷会では長岡京教会のお働きを覚えて
      祈ります。)

             
             次週の案内

    ・聖霊降臨節第17主日礼拝 9月19日(日)10:30-11:30
       司 会 : 出席役員
       交 読 : 詩篇 84篇
       聖 書 : マルコによる福音書 
            第4章30-32節  (新)p.68
       説 教 :「神さまの国」     三原牧師
       献 金 : 献金奉仕者
       奏 楽 : 奏楽奉仕者
       讃美歌 :21-57(ガリラヤの風かおる丘で)他

      ・礼拝後 : 聖書通読リレー(新約聖書) 
  
      フィリピの信徒への手紙 1章(新)p.361
        
        
        ■ 前向き・肯定的に!

    東京オリンピックが閉幕して以降、感染力の強い変異種
    (新型コロナウィルス・デルタ株)が急速に拡大して、
    首都圏の新規感染者が爆発的に増え続けています。この
    コロナ禍の中でも、それぞれの場で、それぞれのかたち
    で御言葉に聴き、神を賛美し、共に覚えて 祈ることは
    大切な事だと思います。わたしたち茅ヶ崎堤伝道所では、
    コロナ禍の時を意味あるものとして過ごすために、2021
    年を「聖書通読の年」としたいと願い、2021年1月
    3日から「聖書通読」を始めました。信仰の原点に帰っ
    て、新しい出発をしたいと願っています。以下に添付の
    年間通読予定表をご参考のうえ、ぜひご参加下さいます
    ようご案内いたします。
   
                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF
   

   
   ■ 先週の集会報告

   ・主日礼拝   9月 5日(日) 男4、女6、計10名
   ・聖研祈祷会  9月 9日(木) 男2、女2、計 4名

  
  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに、
   献金を献げられた方の個人名は伏せさせていただきました。
   ご了承ください。
   
     
   当伝道所は 教会内外からの多くの方々の尊い献金によって
   支えられていることに心から感謝しています。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新:2021.9.11 by nk


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