2021年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
        聖霊降臨節第14主日礼拝

     2021年8月22日  午前10時30分~
                
               司 会    出席役員
 
               奏 楽    奏楽奉仕者

前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    21-85番           一 同
  
交  読    詩篇 80篇           一 同
  
聖  書    マルコによる福音書 第14章66~72節
                     (新)p. 94

                   
祈  祷                     司会者
  
使徒信条    21-93番 ( 4-A )        一 同

讃 美 歌     21-493番          一 同

説  教    「泣いたペトロ」         牧 師
  
祈  祷                     牧 師

献  金   ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏    (黙  祷)

                                                               説教要約 印刷用PDF

聖霊降臨節第14主日礼拝
説教
「泣いたペトロ」要約
マルコによる福音書 第14章66~72節


① ペトロは三度「イエスなんて人は知らない!」と言う

 皆さんは、誰かから「イエス様を知っていますか」と聞かれたらどう答えますか?「知っています」と言うでしょう。でも、もし「イエス様を知っています」と言ったら、他の人たちからひどい目にあうとしたら、どうでしょうか。イスカリオテのユダの裏切りによって逮捕されたイエス様は、十字架につけられる前に捕まえられて、大祭司カイアファの屋敷へと連れて行かれました。イエス様のお弟子の一人、ペトロは「先生はどうなるのだろう」と、遠くから様子をうかがいながらついてきています。「屋敷の中にいる先生は大丈夫かな」と大祭司の屋敷の庭で火に当たりながらペトロが思っていたら、そばにいた女の人が「あなたは、あのナザレのイエスと一緒にいましたね」と言ってきました。驚いたペトロは思わず、「そんな人は知らない」と言ってしまいます。周りにいた人たちもペトロを見て、「あなたはイエスの仲間だ」と気づきました。最後には、屋敷の中庭にいた人たち皆に自分とイエス様との関係を知られ、三度の否認をしてしまうのです。
② 鶏は、二度鳴いた
 
 新約聖書では、イエス様がペトロの三度の否認の予告をされたときに鶏が登場しますが、この予告は他の福音書でもほぼ同じ内容で書かれています。この箇所を注意してみますと、マルコ福音書だけが鶏が二度鳴いた、とあります。マルコ福音書以外はいずれも鶏は一度しか鳴いていません。このことはペトロの否認の予告の所でも同じで、マルコ福音書ではイエス様は「鶏が二度鳴く前に、三度わたしのことを知らないと言うだろう」と言っていますが、他の三つの福音書では、「鶏が泣く前に、三度わたしのことを知らないと言うだろう」と鶏が鳴くのは一度だけです。マルコ福音書での一度目は、ペトロに対する警鐘であり「がんばれ」との励ましでしょう。でも、がんばれなかった。「イエスなど知らない」「イエスの仲間なんかではない」と呪いと誓いの言葉を口にするペトロの耳に、再び鶏の鳴き声が聞こえた瞬間、ペトロは泣き崩れます。「わたしはイエスの仲間ではない」と繰り返す醜い姿まで、全てイエス様が見通していらっしゃったのです。

泣いたペトロ

 「わたしについて来なさい」とイエス様に声をかけられた漁師シモンは手にしていた網を捨て、従いました。ペトロという名前がつけられ、一番弟子としてイエス様と共に旅を続けてきました。「あなたはメシアです」と告白し、「たとえ、ご一緒に死なねばならなくなっても、あなたのことを知らないなどとは決して申しません」と豪語したペトロでした。頼りとするイエス様は捕まり、周りに誰も自分の仲間がいません。ペトロがその場を切り抜けるには「知らない」というしかありませんでした。鶏の声が聞こえ、泣き崩れたペトロがどれだけ自己嫌悪に陥ったことでしょう。イエス様に従いきれずに見捨て、泣き崩れたペトロを、イエス様はお見捨てになりませんでした。イエス様は、ペトロがご自分を知らないと言うのをご存じの上で、「わたしは復活した後、あなたがたより先にガリラヤへ行く」と再会を約束されました。イエス様が死から復活された時も真っ先になさったのは、ご自分を見捨てた弟子たちを迎えに行くことでした。「わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである」とおっしゃったとおりです。ペトロの自己嫌悪の涙は、回復への始まりでした。自分に絶望したところから、キリストの歩みは始まります。


       
         ■ イエス と 病者
    
   イエスはこの人に、「なおりたいのか。」と問いかけてお
  られる。なおりたいに決まっているので、この問いは意味が
  ないように思われるかもしれないが、イエスがあえてそれを
  問われたのは、自分の積極的な意志として、なおりたいと
  思っているのかの問いであったと思われる。
  
   イエスは数多くの病人をいやしておられる。イエスは愛の
  業として多くの苦しんでいる人を救われたことは確かであり、
  ・・・しかし、聖書のヨハネによる福音書第五章にみられる
  のは単なる愛の業ではなく、それは信仰に結びついたもので
  なければならないことを教えるのである。
  
   先に私は病者自身の積極的な意志と述べたが、イエスに
  呼びかけられたことで、自分の病い、弱さにとらわれた考え
  から、意志、また信仰への道をその人は見出したのであろう。
  そうでなければ、この間の飛躍が説明できない。

           医師 の 心得

   特に患者の生命を大切にしてほしい。大学では、患者を
  ”このケースは”とか”このクランケは”とか物質扱いする。
   私は”患者さん”という。生命ある立派な人間であるから。
                          以上。      
                  神経内科医  椿 忠雄
       


        ■ 2021年第4回 「夏の教会学校」
  
     2021年8月22日(日)午前9時40分~10時10分
    場所  日本基督教団茅ヶ崎堤伝道所 教会堂
        教会学校校長 : 神学生
        教会奏楽担当 : 奏楽奉仕者

            プログラム
   
   もくとう                 みんなで
   
   はじめのおいのり              三原牧師
   
   こどもさんびか ♪10番
(ことりたちは)♪   みんなで
   
   セロファン影絵「イエス様のお誕生」      夏のCS担当者
   
   こどもさんびか   ♪改訂版-79番♪     みんなで
 
   おわりのおいのり               神学生


 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   しかしながら、新型コロナウィルス感染症の感染拡大に
   より、再度「緊急事態宣言」が発出されたため、すでに
   「新型コロナウィルス感染症対策」として周知されてい
   る指針に基づき、できる限りの感染防止対策を実施しな
   がら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便とご迷惑
   をおかけしますが、ご留意いただきますようお願いいた
   します。特に、体調のすぐれない方、健康面に不安を抱
   えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻に合わせて
   ホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内で御言葉に
   聴き、祈りの内にお過ごしくださるようお願い致します。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈りいたします。
               2021.2.7 牧師・三原信惠


          2021年度 年間聖句
     神がわたしたちを救い、聖なる招きによって呼び
     出してくださったのは、わたしたちの行いによるの
     ではなく、御自身の計画と恵みによるのです。
             (テモテへの手紙二 1章9節)
            
            今週の祈り
    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・洛西(らくさい)教会と柳井一朗牧師のために。
               
            本日の集会
      (感染予防対策を講じながら行います)
    ・ 9:40~10:10  第4回「夏の教会学校」
       セロファン影絵「イエス様のお誕生」:夏のCS担当者
    ・10:30~11:20  主日礼拝
    ・11:20~11:30  新約聖書通読 
       ヨハネによる福音書 第5章 (新)p.171

            今週の集会
    ・聖研祈祷会  8月26日(木) 10:30-11:30  
       ゼカリヤ書 4章1~14節  (旧)p.1483
      (信徒の友"日毎の糧”欄に記される聖書日課の御言葉
      に耳を傾けた後、当日の”祈る教会”として選ばれて
      いる洛西教会のお働きを覚えて祈ります。)

             次週の案内
    ・2021年「夏の教会学校」 8月29日  9:40-10:10
      こどもさんびか: 1ー68番    奏楽奉仕者
      かみしばい:「ザアカイ」のお話し 夏のCS担当者

    ・聖霊降臨節第15主日礼拝 8月29日  10:30-11:20
       司 会 : 出席役員
       交 読 : 詩篇 81篇
       聖 書 : マルコによる福音書 
            第15章37-39節  (新)p.96
       説 教 :「百人隊長の信仰」     三原牧師
       献 金 : 献金奉仕者
       奏 楽 : 奏楽奉仕者
       讃美歌 : 21-18(心を高くあげよ!)他

      ・礼拝後 : 聖書通読(新約聖書) 
  
         使徒言行録7章     p.224
        
        
        ■ 前向き・肯定的に!

    東京オリンピックが閉幕して以降、感染力の強い変異種
    (新型コロナウィルス・デルタ株)が急速に拡大して、
    首都圏の新規感染者が爆発的に増え続けています。この
    コロナ禍の中でも、それぞれの場で、それぞれのかたち
    で御言葉に聴き、神を賛美し、共に覚えて 祈ることは
    大切な事だと思います。わたしたち茅ヶ崎堤伝道所では、
    コロナ禍の時を意味あるものとして過ごすために、2021
    年を「聖書通読の年」としたいと願い、2021年1月
    3日から「聖書通読」を始めました。信仰の原点に帰っ
    て、新しい出発をしたいと願っています。以下に添付の
    年間通読予定表をご参考のうえ、ぜひご参加下さいます
    ようご案内いたします。
   
                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF
   

   
   ■ 先週の集会報告
   ・教会学校   8月15日(日) 男5、女5、計10名
   ・主日礼拝   8月15日(日) 男5、女5、計10名
   ・聖研祈祷会  8月19日(木) 男3、女2、計 5名

  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに、
   献金を献げられた方の個人名は伏せさせていただきました。
   ご了承ください。
   
     
   当伝道所は 教会内外からの多くの方々の尊い献金によって
   支えられていることに心から感謝しています。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新:2021.8.21 by nk


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