2021年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
         聖霊降臨節第9主日礼拝

     2021年7月18日  午前10時30分~
                
                司 会    出席役員
 
                奏 楽    奏楽奉仕者

前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    21-85番           一 同
  
交  読    詩篇 75篇           一 同
  
聖  書    マルコによる福音書 第3章20節~30節
                       (新)p. 66
                   
祈  祷                     司会者
  
讃 美 歌     21-484番          一 同
  
使徒信条    21-93番 ( 4-A )        一 同

讃 美 歌     21-471番          一 同

説  教    「三面楚歌?」          牧 師
  
祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-536番          一 同

聖 餐 式                     牧 師

献  金   ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏    (黙  祷)

                                                                  説教要約 印刷用PDF

聖霊降臨節第9主日礼拝
説教
「三面楚歌?」要約
マルコによる福音書 第3章20節 ~30節


① イエス様、大ピンチ!

 イエス様の活動が広がるにつれ、イエス様のことを分かっていない人や、イエス様が嫌いな人たちに囲まれてしまいました。こんな状況を「四面楚歌」と言います。この言葉は前と後ろ、右と左という四方向から敵に囲まれて逃げる場所がないということです。イエス様はいろいろな人に囲まれてピンチに陥っています。最初に登場するのは群衆です。群衆はイエス様のことが嫌いではありませんが、イエス様にこうして欲しい、ああして欲しいと言うだけで、イエス様のことをよく分かっていません。そのためイエス様一行は食事をする暇もないほどでした。次に登場するのはイエス様の家族です。この時点では、イエス様の活動を理解できず、むしろ「気が変になっている」という言葉を聞き、世間体を気にして、イエス様を捕まえに来ています。最後に登場するのは律法学者たちです。彼らは明らかにイエス様に敵対し、イエス様の悪口を言って、イエス様の活動を邪魔しようとしています。こういう極限状況にあるイエス様、今や大ピンチです。

② 大ピンチにおけるイエス様
 
 イエス様は、律法学者の悪口に対して、二つのたとえで反論します。一つ目は内輪争いのたとえ(24-26)で、これは理解出来るでしょう。が27節以下の家財道具のたとえは難解です。ここで使われている「強い人」とはサタンのことを表します。そして「家財道具」とはサタンに支配されている人々のことを指しています。イエス様はサタンを縛り上げ、サタンに支配されていた人々を略奪」つまり解放するのだと語っています。ここにあるサタンとは人々を神様から遠ざける原因のことです。イエス様は神の国は近づいたと伝えることにより、サタンから人々を救おうとしています。イエス様は聖霊の力によって人々を癒していたのに、敵対する人たちは、「ベルゼブル(悪霊の頭)の力だ」とこじつけています。28節以下、イエス様は聖霊への冒涜について語ります。それはイエス様をこの世に遣わされた神様を否定することになります。だから、その罪は赦されないのです。やがてこれらの誤解や敵意が、イエス様を十字架につけることになるのです。

三面楚歌?

 イエス様の周りには自分勝手な人たち、家族、そして律法学者の三つのグループしかいません。ということは、イエス様には三つの方向からしか人々が押し寄せていないことになります。これでは「四面楚歌」ではなく、「三面楚歌」ですよね。残る一つはどうしたのでしょう。実は、最後の一つは、神様に続く道なのです。その道が残されているから、ピンチのように見えても、イエス様は、本当はピンチではありません。今回押し寄せた人たちのように、イエス様のところには、自分勝手な理由で救いの働きを邪魔しようとする人たちもやってきて、イエス様に意地悪なことをしています。それでもイエス様は、そんな状態でもあきらめず、本当に助けを必要とする人のために働きました。その働きが、神様に続く救いの道として開かれているのです。今朝の物語は、私たちがイエス様の邪魔をするのではなく、本当にイエス様に従っているのかと問いかけています。私たちはイエス様の邪魔をしていた人たちのように、自分勝手なことだけをするのではなく、イエス様の御言葉を素直に受け止めましょう。そうすれば、私たちは、イエス様の後に続いて、救いの道に歩んで行くことができるのです。心を開いて御言葉を受け入れてご一緒しましょう!


       
         ■ キ リ ス ト の 手
    
       あなたの        み手
       釘、うたれし      み手
       血、流されし      み手 
       私を招かれる      み手
       私を支えたもう     み手
       私をいやされる     み手

       あなたの        み手
       おののき折られし    み手
       嵐を静めたまいし    み手
       私にのべられた     み手
       私に触れたもう     み手
       私に行く手 示したもう み手 

       あぁ、その       み手よ
       キリストの       み手よ
       私の魂をゆだねまつる
       わが魂を抱きとりたまえ !

     (原崎 百子著 『 わが涙よ、わが歌となれ 』
               新教出版社 1979 より)  

   肺ガンで逝ったある牧師夫人の遺作です。この詩集には、
   一人の女性が共に生きた夫や子供、それに親しい人々に
   残した言葉が綴られています。
   死を免れない病気に冒されている現実を知った時から、
   一面ではそれを冷静に受け容れながらも、さまざまな
   思いのかけめぐる日々、命の火が細ってゆくのを意識の
   底に持ちながら書き綴った言葉には堪えがたい切なさが
   こもっています。夫や子供たちのために、テープに吹き
   込んで残した「わが涙よわが歌となれ」という詩の中の
   言葉の一つ一つの意味を深く噛みしめたいと思います。


 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   しかしながら、新型コロナウィルス感染症の感染拡大に
   より、再度「緊急事態宣言」が発出されたため、すでに
   「新型コロナウィルス感染症対策」として周知されてい
   る指針に基づき、できる限りの感染防止対策を実施しな
   がら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便とご迷惑
   をおかけしますが、ご留意いただきますようお願いいた
   します。特に、体調のすぐれない方、健康面に不安を抱
   えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻に合わせて
   ホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内で御言葉に
   聴き、祈りの内にお過ごしくださるようお願い致します。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈りいたします。
               2021.2.7 牧師・三原信惠


          2021年度 年間聖句
     神がわたしたちを救い、聖なる招きによって呼び
     出してくださったのは、わたしたちの行いによるの
     ではなく、御自身の計画と恵みによるのです。
             (テモテへの手紙二 1章9節)
            
            今週の祈り
    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・奈良高畑(たかばたけ)教会と藤川義人・綾子牧師の為に。
               
            本日の集会
      (感染予防対策を講じながら行います)
    ・10:30~11:30 主日礼拝
    ・11:30~    聖書通読 
             アモス書 6章 (旧)p.1436

            今週の集会
    ・聖研祈祷会  7月 22日(木) 10:30-11:30  
       ダニエル書5章13~30節   (旧)p.1389
       (聖書のみ言葉に耳を傾けた後、祈祷会では、
        奈良高畑教会のお働きを覚えて祈ります。)

             次週の案内
    ・聖霊降臨節第10主日礼拝 7月25日 10:30-11:30
       司 会 : 派遣神学生
       交 読 : 詩篇 76篇
       聖 書 : マルコによる福音書 
            第6章34~44節  (新)p.73
       説 教 :「分けるとふえる」    三原牧師
       献 金 : 献金奉仕者
       奏 楽 : 奏楽奉仕者
       讃美歌 : 21-57(ガリラヤの風かおる丘で)
            21-504(主よ、み手もて)
            21-56(主よ、いのちのパンをさき)
      礼拝後  
      ・聖書通読 ゼファニヤ書 1章 (旧)p.1470 
  

        
        
        ■ 前向き・肯定的に!

    感染力の強い新型コロナウィルス変異株が蔓延し、首都
    圏の新規感染者も依然として増え続けている現状ですが、
    このコロナ禍の中でも、それぞれの場で、それぞれの形
    で御言葉に聴き、神を賛美し、共に覚えて 祈ることは
    可能です。わたしたち茅ヶ崎堤伝道所では、コロナ禍の
    大切な時を意味あるものとして過ごすために、2021年を
    「聖書通読の年」としたいと願い、2021年1月3日
    から「聖書のリレー通読」を始めました。信仰の原点に
    に帰って、新しい出発をしたいと願っています。添付の
    年間通読予定表をご参考のうえ、ぜひご参加下さいます
    ようご案内いたします。
   
                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF
   

   
   ■ 先週の集会報告
   ・主日礼拝   7月11日(日) 男4、女5、計 9名
   ・聖研祈祷会  7月15日(木) 男2、女2、計 4名

  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに、
   献金を献げられた方の個人名は伏せさせていただきました。
   ご了承ください。
   
     
   当伝道所は 教会内外からの多くの方々の尊い献金によって
   支えられていることに心から感謝しています。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新:2021.7.17 by nk


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