2021年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
         聖霊降臨節第7主日礼拝

     2021年7月4日  午前10時30分~
                
                司 会    出席役員
 
                奏 楽    奏楽奉仕者

前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    21-85番           一 同
  
交  読    詩篇 73篇           一 同
  
聖  書    マルコによる福音書 第1章21節~28節
                       (新)p. 62
                   
祈  祷                     司会者
  
讃 美 歌     21-403番          一 同
  
使徒信条    21-93番 ( 4-A )        一 同

讃 美 歌     21-504番          一 同

説  教    「権威とは」           牧 師
  
祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-529番          一 同

献  金   ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏    (黙  祷)

                                                                  説教要約 印刷用PDF

聖霊降臨節第7主日礼拝
説教
「権威とは」要約
マルコによる福音書 第1章21節 ~28節


① イエス様の教えと「心の病」

 イエス様は安息日に会堂で教えておられました。律法学者が律法と伝承を解釈するのに対して、その教えは「権威」ある言葉で、聞く人々の生き方や行動を変える力を持つものでした。ここに「汚れた霊・悪霊に取りつかれた男」が登場します。心の病になった人です。心の病は「関係病」と言えます。そううつ病、分裂病、神経症などは遺伝的要素もありますが、それだけが直接の原因とは言えません。今の精神医学では幼児期の母子関係が不十分だったと考えられています。だから「お前は生まれなかった方が良かった」と思って子どもに辛く当たると、後になって問題が生じやすくなります。また、しらけ、嫉妬、憂うつ等も広い意味での「関係病」です。どうしたら「関係病」から解放されるのでしょうか。心理学を学んで病気の原因が分かることは、回復への手助けにはなっても根本的な解決とはなりません。私を個人的に愛し、あるがまま受け入れて下さる方いる、という出会いによって「心の病」は癒されるのです。

② 人の心の痛みが分かるイエス様
 
 心の傷は誰かにそれをぶつけて、その人に傷を負わせないと癒されません。親から受けたおんねんとか、痛み、しこりを、人格的な誰かにぶつけてはじめて癒されます。この「汚れた霊に取りつかれた男」は、かつて神を礼拝し、家族や友人と一緒に過すことができていたのに、悪霊に取りつかれた今、そうした幸せな生活がすべて奪われました。周囲の人々も皆、悪霊を恐れて、誰も助けようとはしません。彼はイエス様に「ナザレのイエス、かまわないでくれ」と叫びました。でも本心は「どうか私を助けて下さい。孤独から救って下さい」という訴えの裏返しなのです。人の心の痛みが分かるイエス様は「黙れ。この人から出て行け」と、とても強い言葉を発しました。これは汚れた霊に取りつかれた男を一人の人間として立たせ、命を吹き込む神の子としての権限に満ちた言葉です。この言葉によって、男は救われました。そればかりか、周囲の人たちも、イエス様の権限を認め、認識を新たにすることができたのでした。

権威とは

 辞書を引くと「人を従わせることのできる力」とあります。学校にも、会社にも、こわい先生や上司がいますよね。そういう先生や上司の言うことには、聞かなくちゃいけないような気がするでしょう。権威とはそんな雰囲気のことです。でも、イエス様はこわくないし、誰かにえらそうにして、むりやり言うことを聞かせたりしません。イエス様は「心の病を持つ男」と人格的な出会いをして下さいました。男の人が苦しんでいたのは、病気のせいだけではありません。周りの皆が見て見ぬふりする冷たい目がこの人の心にささって、おかしな行動を取らせていたのです。イエス様の厳しい言葉は、この人の心の中にあるさみしい気持、悲しい気持を追い出して、元気を取り戻させるためのものでした。同時に、これを聞いた人々は皆、自分たちが病気の人を苦しめたことに気づきました。だから、イエス様の言葉に心を打たれて「権威ある新しい教えだ」という感想を持ったのです。イエス様の権威は、間違ったことに対して本当に正しい意見をハッキリと語り、それを聞いた人々が心を入れ替えるようになる。そういう力のことです。イエス様の権威は私たちに一歩踏み出す勇気を下さいます。



       
         ■ この私のための祈り
    
    神さま  あなたを信じてあなたに従う者は、
         聖書を読みこの教えに従って生きることが
         あたりまえのことと思ってきました。
    しかし、 信仰の歩みの中で聖書をどうしても読めない
         読みたくない日々がありました。
    なぜ?  どうして? と問いつづけたい苦しみや、
         悲しみの日がつづいたとき、
         眼の前の耐えがたい重荷のために
         聖書を読むことも、祈りをすることも
         忘れはてている日々がありました。
         聖書を手にすることをしない私のために、
    あなたは 私の心にみ言をもって語りかけてくれました。
        
         「わたしはあなたのために、
          信仰が無くならないように祈った。」
                     (ルカ 22:32)
    あのペトロへのあなたの言葉が、
         この私のための あなたの祈りであると
         わかったとき、もう一度、  
         聖書をどうしても読まずにおられない私に 
         あなたが導いてくださったことを、
         今、心から感謝をもって信じています。
               
        (石井錦一著『祈れない日のために』より)

 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   しかしながら、新型コロナウィルス感染症の感染拡大に
   より、再度「緊急事態宣言」が発出されたため、すでに
   「新型コロナウィルス感染症対策」として周知されてい
   る指針に基づき、できる限りの感染防止対策を実施しな
   がら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便とご迷惑
   をおかけしますが、ご留意いただきますようお願いいた
   します。特に、体調のすぐれない方、健康面に不安を抱
   えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻に合わせて
   ホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内で御言葉に
   聴き、祈りの内にお過ごしくださるようお願い致します。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈りいたします。
               2021.2.7 牧師・三原信惠


          2021年度 年間聖句
     神がわたしたちを救い、聖なる招きによって呼び
     出してくださったのは、わたしたちの行いによるの
     ではなく、御自身の計画と恵みによるのです。
             (テモテへの手紙二 1章9節)
            
            今週の祈り
    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・堺教会と内田 知(さとし)牧師のために。
               
            本日の集会
      (感染予防対策を講じながら行います)
    ・10:30~11:30 主日礼拝
    ・11:30~    聖書通読 
             エゼキエル書25章 (旧)p.1335

            今週の集会
    ・聖研祈祷会  7月 8日(木)   10:30-11:30  
       エゼキエル書43章1~9節   (旧)p.1367
       (聖書のみ言葉に耳を傾けた後、
        祈祷会では、堺教会を覚えて祈ります)

             次週の案内
    ・聖霊降臨節第8主日礼拝 7月11日 10:30-11:45
       司 会 : 出席役員
       配 餐 : 配餐奉仕者
       交 読 : 詩篇 74篇
       聖 書 : マルコによる福音書 
            第1章40~44節  (新)p.63
       説 教 :「わたしは望む」     三原牧師
       献 金 : 献金奉仕者
       奏 楽 : 奏楽奉仕者
       讃美歌 : 21-58 (み言葉をください)
            21-504(主よ、み手もて)
            21-446(主が手をとって起こせば)
      礼拝後  
       ・聖書通読  ダニエル書5章 (旧)p.1388 
       ・7月役員会 「聖書通読」後    


        
         ■ 前向き・肯定的に!

    感染力の強い新型コロナウィルス変異株が蔓延し、首都
    圏の新規感染者も依然として増え続けている現状ですが、
    このコロナ禍の中でも、それぞれの場で、それぞれの形
    で御言葉に聴き、神を賛美し、共に覚えて 祈ることは
    可能です。わたしたち茅ヶ崎堤伝道所では、コロナ禍の
    大切な時を意味あるものとして過ごすために、2021年を
    「聖書通読の年」としたいと願い、2021年1月3日
    から「聖書のリレー通読」を始めました。信仰の原点に
    に帰って、新しい出発をしたいと願っています。添付の
    年間通読予定表をご参考のうえ、ぜひご参加下さいます
    ようご案内いたします。
   
                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF
   

   
   ■ 先週の集会報告
   ・主日礼拝   6月27日(日) 男5、女5、計10名
   ・聖研祈祷会  7月 1日(木) 男2、女1、計 3名

  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
    献金者のお名前は伏せさせていただきました。
    ご了承ください。
     
   当伝道所は 教会内外からの多くの方々の尊い献金によって
   支えられていることに心から感謝しています。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新:2021.7.3 by nk


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