2021年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団茅ケ崎堤伝道所  週 報

          復活節第7主日礼拝

     2021年5月16日  午前10時30分~
                
                司 会     出席役員
 
                奏 楽    奏楽奉仕者

前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    21-85番           一 同
  
交  読    詩篇 66篇           一 同
  
聖  書    マタイによる福音書 第4章23~25節
                      (新)p. 6
                   
祈  祷                     司会者
  
讃 美 歌     21-493番          一 同
  
使徒信条    21-93番 ( 4-A )        一 同

讃 美 歌     21-120番          一 同

説  教    「助けられて」          牧 師
  
祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-533番          一 同

献  金   ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏    (黙  祷)

                                                                  説教要約 印刷用PDF

 復活節第7主日礼拝
説教
「助けられて」要約
マタイによる福音書 第4章23~25節


① おびただしい病人をいやす

 イエス様はガリラヤで、神様のお話をされました。イエス様のお話を聞くと、「神様のことは前から知っているよ」と言っていた人も、神様を初めて知ったときのように喜びました。またイエス様は、「今まで神様の話など聞いたことがない」という人にもお話をされました。昔、病気の人は、周りの人からこんなことを言われました。「お前は神様を知らないから病気になったのだ」。こう言われると、最初は「そんなことない」と思っても、言われ続けているうちに「そうなのかなあ」と思うようになります。でもイエス様は「そうではないよ。神様と生きる喜びは、病気に関係なく、みんなのものだよ」ということを教えてくださいました。そして、そのことが分かるようにと病気の人をいやされました。イエス様によるいやしは、病をいやす奇跡にとどまらず、弱い状態や、不健全な状態にある人を助けました。また、人間関係に苦しむ人をも助けました。イエス様によるいやしは、そうした広い意味での私たちの命すべてに及ぶものであったのです。

② サンガイ・ジュネ・コラギ
 
 岩村昇師は日本キリスト教海外医療協会から派遣され、ネパールの山岳地帯、人口200万人に対しただ一つのタンセン病院に赴任しました。患者は5~6日は普通で、中には20日もの道のりを歩いて病院にたどり着きます。たどり着ける人はまだしも途中、病状が悪化して亡くなる人もいます。ある日、パルパ県の山奥を巡回していた時、重病人に出会いました。丁度通りかかった若者にこの病人をかついで私の病院まで運んでもらえまいかと頼むと快く引き受けてくれました。タンセンの病院に着くと、先生は早速その若者にお礼を言って《さて、どれ位のお金を要求されるだろうか。シェルバと呼ばれる山の荷物を運ぶ人夫を町で頼むと通常60㎏位の荷物を背にかつぎ一日の賃金が〇円》、計算して若者に渡そうとすると「そんなものはいらない」と言ってサッサと帰ろうとするので、先生は追いかけて行って、「それならどうしてこんなに力をかしてくれたのか?」と聞きますと、「サンガイ・ジュネ・コラギ」とさわやかに笑って答えたというのです。

助けられて

 それはネパール語で「みんなで生きるためさ」という意味なのです。「この病人は年寄りで力がない、私は若くて丈夫で力がある、だから助けるのはあたりまえで、何もお礼などいらない」というのです。岩村先生はこの山村の若者が何げなしに言った「サンガイ・ジュネ・コラギ」という言葉に深く感動し、また強く教えられたと言います。私たちの国のように文化の発達した豊かな社会ほど、みんなが互いに自分のことしか考えないで、他人には思いやりの無い気持ちの貧しい人ばかりになり、文化の遅れた生活の貧しい国と言われている山村の中にこそ、このような麗しく豊かで温かな心が生きていることに強く教えられ、何か恥ずかしささえ覚えます。イエス様にいやされた人たちも、イエス様に助けられたことがとってもうれしかったことでしょう。ですから私たちも、誰か困っている人がいたら助けたいと思います。「イエス様のように、困っている人を助けられる人になりたいな」と考えます。けれども初めからイエス様のようにいろいろな人を助けることは難しいかも知れません。ですからまずは、近くにいる人が困っていたらその人を助けましょう。ちょっとずつならできそうな気がしませんか?頑張って、やってみましょうね!



        ■  5月の祈り

    わたしたちの造り主であられる神さま
    主の教会を各地に立て あらゆる人を招いて
    くださっている恵みを 感謝いたします
     
    教会につながるわたしたちが
    心穏やかにいられない時こそ
    神さまの方に向き直って みことばに聴き入り
    聖霊の導きのもとに 祈ることができますように
    互いに顔をあわせることが難しい時にこそ
    みこころにかなった 主にある交わりを
    知ることができますように

    聖霊のはたらきで 教会を満たしてください
    祈りの輪が 家庭に 地域に 世界に広げられ
    生きることが困難だと感じる一人ひとりに
    慰めと救いが行き渡りますように
    小さな群れも 大きな群れも
    主の憐れみによって
    神の畑 神の建物として用いられ
    大胆に 福音を語る者としてください
    主イエス・キリストの御名によって祈ります アーメン
             (信徒の友「5月の祈り」より)

        
        ■ 苦しみを担うものの信ずるところ
                     
    大事をなそうとして 
    力を与えて欲しいと神に求めたのに
    慎み深く従順であるようにと 弱さを授かった
    より偉大なことができるように 
    健康を求めたのに
    より良きことができるようにと 病弱を与えられた
    幸せになろうとして
    富を求めたのに
    賢明であるようにと 貧困を授かった
    世の人々の賞賛を得ようとして 
    権力を求めたのに
    神の前にひざまずくようにと 弱さを授かった
    人生を楽しもうと 
    あらゆるものを求めたのに
    あらゆることを楽しめるように 生命を授かった

    求めたものは一つとして与えられなかったが
    願いはすべて聞き届けられた
    背ける身にもかかわらず
    言いあらわせなかった祈りもすべてかなえられた
    私はあらゆる人の中でもっとも豊かに祝福されたのだ

  
    (ニューヨーク大学リハビリテーション研究所の壁に
           架けられている一人の患者の詩より)


 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

   新型コロナウイルスの感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   しかしながら、「新型コロナウィルス」感染症の感染拡大
   により、再度「緊急事態宣言」が発出されたため、既に
   「新型コロナウィルス感染症対策」として周知されている
   指針に基づき、できる限りの感染防止対策を実施しながら
   主日礼拝を守っています。皆様にはご不便とご迷惑をおか
   けしますが、ご留意いただきますようお願いいたします。
   特に、体調のすぐれない方、健康面に不安を抱えている方
   には、無理をなさらずに礼拝時刻に合わせホームページ上
   の週報をご覧の上、ご家庭内で御言葉に聞き、祈りの内に
   お過ごしくださるようお願いいたします。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、Faxをお持
   ちの教会員の方にはFaxでお送りいたします。当日の週報、
   説教要旨は、主日礼拝の前日までにホームページ上で閲覧
   できるようにいたします。事態の早期収束を願うと共に、
   教会員の皆さまはじめ、悲しみと困難に直面する世界中の
   人々のことを覚え、主のみ守りと支えが豊かにありますよ
   うにお祈りします。
                 2021.2.7 牧師・三原信惠


          2021年度 年間聖句
     神がわたしたちを救い、聖なる招きによって呼び
     出してくださったのは、わたしたちの行いによるの
     ではなく、御自身の計画と恵みによるのです。
             (テモテへの手紙二 1章9節)
            
            今週の祈り
    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・茨木東教会と正田篤牧師、筧伸子DCEの為に。
               
            本日の集会
          (三密を避けつつ…)
    ・10:30~11:30 主日礼拝
    ・11:30~    聖書通読 箴言1章(旧)p.990
       (ミカチャイムの練習は当分のあいだお休みします)

            今週の集会
    ・聖研祈祷会  5月20日(木)10:30-11:30  
        列王記下19章 1~19節 (旧) p.611
       (聖書のみ言葉に耳を傾けた後、祈祷会では、
        茨木東教会のお働きを覚えて祈ります)

             次週の案内
    ・聖霊降臨日(ペンテコステ)礼拝 5月23日10:30-11:30
       司 会 : 派遣神学生
       配 餐 : 配餐奉仕者
       交 読 : 詩篇 67篇
       聖 書 : 使徒言行録 
            第2章1~12節  (新)p.214
       説 教 :「ペンテコステの贈り物」  三原牧師
       献 金 : 献金奉仕者
       奏 楽 : 奏楽奉仕者
       讃美歌 : 21-343(聖霊よ、降りて)
            21-342(神の霊よ、今くだり)
            21-345(聖霊の力にあふれ)
      礼拝後  
     (聖書通読)「旧約聖書通読リレー」
         コヘレトの言葉 1章  (旧)p.1034
     

        
         ■ 前向き・肯定的に!
    感染力の強い新型コロナウィルス変異株による「第4波」
    が大阪圏・東京圏で猛威を振るい、みたびの「緊急事態
    宣言」が発せられて、予断を許さない状況にあります。
    しかし、コロナ禍の中でも、それぞれの場で、それぞれの
    形で御言葉を学び、神を賛美し、共に覚えて 祈ることは
    可能です。私たち茅ヶ崎堤伝道所では、コロナ禍の大切な
    時を意味あるものとして過ごすために、2021年を
    「聖書通読の年」としたいと願い、2021年1月3日
    から「旧約聖書のリレー通読」を始めました。信仰の原点
    に帰って、新しい出発をしたいと願っています。添付の
    年間通読予定表をご参考の上、ぜひご参加下さいますよう
    ご案内いたします。
   
                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF
   

   
   ■ 先週の集会報告
   ・主日礼拝   5月 9日(日) 男5、女6、計11名
   ・聖研祈祷会  5月13日(木) 男3、女2、計 5名

  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
    献金を献げられた方のお名前は伏せさせていただきました。
    ご了承ください。
     
   当伝道所は 教会内外からの多くの方々の尊い献金によって
   支えられていることに心から感謝しています。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新:2021.5.15 by nk


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