2021年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団茅ケ崎堤伝道所  週 報

          復活節第5主日礼拝

     2021年5月2日  午前10時30分~
                
                司 会     出席役員
 
                奏 楽    奏楽奉仕者

前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    21-85番           一 同
  
交  読    詩篇 64篇           一 同
  
聖  書    マタイによる福音書 第4章12~17節
                      (新)p. 5
                   
祈  祷                     司会者
  
讃 美 歌     21-57番           一 同
  
使徒信条    21-93番 ( 4-A )        一 同

讃 美 歌     21-484番          一 同

説  教    「喜びを伝えよう」        牧 師
  
祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-405番          一 同

献  金   ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏    (黙  祷)

                                                                  説教要約 印刷用PDF

 復活節第5主日礼拝
説教
「喜びを伝えよう」要約
マタイによる福音書 第4章12~17節


① ガリラヤ伝道の開始

 マタイは15~16節でイザヤ書8章23節~9章1節を引用し、イエス様の到来が預言されていることを強調します。ガリラヤは前8世紀にアッシリアによって征服されて以来、複数の国家が入れ替わり立ち替わり支配した土地です。そうした中で複数の民族が居住し、人種、宗教、文化が混ざり合っていきました。イエス様の時代もその要素が残っていたとされます。そのガリラヤの活動は、「ユダヤ人」から「異邦人」へという福音の方向性を表すものです。「暗闇」(16)とは霊や心が暗くなっている状態を指す言葉でもあります。「光」は「暗闇」と対立するものであり、「救い」を表すものです。「天の国」(17)の「天」は、人間を超えた所にあるものであり、神の支配を表します。またこれは神の独自性と自由も表します。「悔い改め」とは、私たちの生の全体的方向転換であり、神と人との関係を問い直し、再び結ぶことです。ここでは天の国が近づいたことによる悔い改めの勧め、救いの現実、その喜びの行為が、悔い改めとなることを示しています。

② 伝道って何?
 
 「伝道」というのは簡単に言うと、大切なことを伝えることです。どんな大切なことかというと、みんながうれしくなることや楽しくなること、明るくなることです。聖書の中には沢山、そのためのイエス様のお話が書いてあります。だから教会では、聖書のお話を伝えるのです。では、イエス様のお話をどんな人が喜んだのでしょう。今朝の箇所には「暗闇に住む民」や「死の陰に住む者」とあります。私たちは、弱って元気のない時のことを「暗闇」と言います。不安になって、落ち込んだりする時のことを「死の陰の谷」と言ったりします。明るく元気いっぱいの時は「光」輝くのです。この「光」はイエス様のことです。落ち込んで不安になって、元気がない人をイエス様が「光」になって、明るく元気にしてくれるのです。イエス様は落ち込んでいる人たちに「大丈夫!一緒にいるよ!あなたが大事だよ!」と励ましました。そういうイエス様の言葉、元気のない人に勇気を与え、悲しい人が喜びに変わるイエス様の言葉を伝えることが伝道です。

喜びを伝えよう

 イエス様はガリラヤという場所で神様のことを伝えました。エルサレムのような大きな町で暮らす人からは、ガリラヤは淋しい場所だと思われていました。でもイエス様はそういうガリラヤに生きる人を大事にされたのです。イエス様はそのガリラヤで「悔い改めよ。天の国は近づいた」と言われました。「悔い改める」という言葉を聞くと、何だか謝まったり、反省しなければいけない言葉に聞こえるかも知れません。けれど、そうではありません。では、どういうことでしょう。「悔い改める」とは、「向きを変える」ということです。どんなに速いバスに乗っても、行き先が違ったバスに乗れば、行きたい所には着きません。「行き先の違うバスに乗ってしまった」ということに気づいた時、最も大切なことは、そのバスから降りて、正しい行き先のバスに乗り換えることです。つまり、「悔い改める」ということは、私たちが「変わる」ということです。イエス様は、神様に背を向けた道を進む人たちに、「悔い改めよ(向きを変えよ)」と言って、神様への道に戻るように呼びかけて下さいました。あなたはイエス様に出会ったうれしい出来事を沢山の人に聞いてほしいと思いませんか?1人でも多くの人に喜びを伝えることができるといいですね!



         ■  5月の祈り

   わたしたちの造り主であられる神さま
     主の教会を各地に立て あらゆる人を招いて 
     くださっている恵みを 感謝いたします

     教会につながるわたしたちが 
     心穏やかにいられない時こそ 
     神さまの方に向き直って みことばに聴き入り
     聖霊の導きのもとに 祈ることができますように
     互いに顔をあわせることが難しい時にこそ
     みこころにかなった 主にある交わりを
     知ることができますように
   
   聖霊のはたらきで 教会を満たしてください
     祈りの輪が 家庭に 地域に 世界に広げられ
     生きることが困難だと感じる一人ひとりに
     慰めと救いが行き渡りますように
     小さな群れも 大きな群れも 
     主の憐れみによって
     神の畑 神の建物として用いられ
     大胆に 福音を語る者としてください
   
   主イエス・キリストの御名によって祈ります  アーメン
                  
                (信徒の友5月号より)


         ■ 召天のおしらせ
                     
    長年にわたって建築業に携わって信仰の証しを続けられ、
   愛と信仰の心を込めて当伝道所をお建てになられたH兄が、
   2021年4月26日(月)午前8時08分、老衰により、
   安らかに眠るように召天されましたことを、謹んでご報告
   申し上げます。


         
 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

   新型コロナウイルスの感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   しかしながら、「新型コロナウィルス」感染症の感染拡大
   により、再度「緊急事態宣言」が発出されたため、既に
   「新型コロナウィルス感染症対策」として周知されている
   指針に基づき、できる限りの感染防止対策を実施しながら
   主日礼拝を守っています。皆様にはご不便とご迷惑をおか
   けしますが、ご留意いただきますようお願いいたします。
   特に、体調のすぐれない方、健康面に不安を抱えている方
   には、無理をなさらずに礼拝時刻に合わせホームページ上
   の週報をご覧の上、ご家庭内で御言葉に聞き、祈りの内に
   お過ごしくださるようお願いいたします。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、Faxをお持
   ちの教会員の方にはFaxでお送りいたします。当日の週報、
   説教要旨は、主日礼拝の前日までにホームページ上で閲覧
   できるようにいたします。事態の早期収束を願うと共に、
   教会員の皆さまはじめ、悲しみと困難に直面する世界中の
   人々のことを覚え、主のみ守りと支えが豊かにありますよ
   うにお祈りします。
                 2021.2.7 牧師・三原信惠


           2021年度 年間聖句
    神がわたしたちを救い、聖なる招きによって呼び
    出してくださったのは、わたしたちの行いによるの
    ではなく、御自身の計画と恵みによるのです。
             (テモテへの手紙二 1章9節)
            
             今週の祈り
     ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
     ・病や困難の中にある友のために。
     ・大阪昭和教会と森口あおい牧師のために。
         
             本日の集会
           (三密を避けつつ…)
     ・10:30~11:30 主日礼拝
     ・11:30~    聖書通読 詩編90篇(旧)p.929

             今週の集会
     ・聖研祈祷会  5月6日(木・祝)10:30-11:30  
        列王記下 5章1~19a節(旧)p.583
        (聖書のみ言葉に耳を傾けた後、祈祷会では、
        大阪昭和教会のことを覚えて祈ります。)

             次週の案内
     ・復活節第6主日礼拝 5月9日 10:30-11:30
       司 会 : 出席役員
       交 読 : 詩篇 65篇
       聖 書 : マタイによる福音書 
            第4章18~22節 (新)p.5
       説 教 :「イエス様と一緒に」  三原牧師
       献 金 : 献金奉仕者
       奏 楽 : 奏楽奉仕者
       讃美歌 : 21-57(ガリラヤの風かおる丘で)
            21-484(主われを愛す)
            21-290(おどり出る姿で)
     
      礼拝後  
     (聖書通読)「旧約聖書通読リレー」
           『詩編』119篇 (旧)p.964
     ・5月役員会  役員の方はお残りください!
     

        
         ■ 前向き・肯定的に!
    新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、ふたたび
   「緊急事態宣言」が発令され、依然として予断を許さない
    状況にあります。
    しかし、コロナ禍の中でも、それぞれの場で、それぞれの
    形で御言葉を学び、神を賛美し、共に覚えて 祈ることは
    可能です。私たち茅ヶ崎堤伝道所では、コロナ禍の大切な
    時を意味あるものとして過ごすために、2021年を
    「聖書通読の年」としたいと願い、2021年1月3日
    から「旧約聖書のリレー通読」を始めました。信仰の原点
    に帰って、新しい出発をしたいと願っています。添付の
    年間通読予定表をご参考の上、ぜひご参加下さいますよう
    ご案内いたします。
   
                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF
   

   
   ■ 先週の集会報告
   ・主日礼拝   4月25日(日) 男3、女4、計 7名
   ・聖研祈祷会  4月29日(木) 男4、女3、計 7名

  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
    献金を献げられた方のお名前は伏せさせていただきました。
    ご了承ください。
     
   当伝道所は 教会内外からの多くの方々の尊い献金によって
   支えられていることに心から感謝しています。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新:2021.5.1 by nk


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