2021年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団茅ケ崎堤伝道所  週 報

          復活後第3主日礼拝

     2021年4月18日  午前10時30分~
                
                司 会     出席役員
 
                奏 楽    奏楽奉仕者

前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    21-85番           一 同
  
交  読    詩篇 62篇           一 同
  
聖  書    マタイによる福音書 第3章13~17節
                      (新)p. 4
                   
祈  祷                     司会者
  
讃 美 歌     21-120番          一 同
  
使徒信条    21-93番 ( 4-A )        一 同

讃 美 歌     21-289番          一 同

説  教    「洗礼の恵みによって」      牧 師
  
祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-507番          一 同

献  金   ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏    (黙  祷)

                                                                  説教要約 印刷用PDF

 復活後第3主日礼拝
説教
「洗礼の恵みによって」要約
マタイによる福音書 第3章13節~17節


① ガリラヤ湖のようになれ!

 マタイによる福音書3章13節に「そのとき、イエスが、ガリラヤからヨルダン川のヨハネのところへ来られた」という言葉があります。このガリラヤ湖の水は、ヨルダン川を通して、南の死海へ流れています。死海は世界一低い海のために水がたまるばかりで、岩塩がとけて塩の海となっています。聖書には「受けるより与えるほうが幸いである」という言葉があります。人間にたとえれば、「ガリラヤ湖」という人は、「死海」という“他人”に神からの恵みを与えています。一方、「死海」という人は、「ガリラヤ湖」という“神”or“他人”から与えられるだけなので、塩分26%となり、魚は生きられなくて死んでしまうため、「死海」と呼ばれています。ところで、あなたはもらうだけでなく、他人に与えるガリラヤ湖のタイプか、それとも、ためこんで出さない死海のタイプでしょうか。奉仕をするという事はガリラヤ湖のタイプの人です。ガリラヤ湖の水を飲んだヨルダン蛇(蛇の新種)は小便がたまって塩分が濃すぎる「死の水たまり」の人です。

I was born
 
 「なぜ、私は母の胎にいるうちに 死んでしまわなかったのか。せめて生まれてすぐに息絶えなかったのか。なぜ、膝があってわたしを抱き、乳房があって乳を飲ませたのか」(ヨブ3:11,12)。吉野弘著『吉野弘詩集』(思湖社)の中で、彼は次のように詠っています。「自我に目覚めた少年の想いは飛躍しやすい。その時僕は<生まれる>ということが まさしく<受身>である訳を ふと諒解した。僕は興奮して父に話しかけた。―やっぱりI was bornなのだね― 父は怪訝そうに僕の頭をのぞきこんだ。僕は繰り返した。― I was bornさ。受身形だよ。正しく言うと、人間は生まれさせられるのだ。自分の意志ではないのだね」と。この詩は、自我にめざめた少年の、その命が自分の意志を越えて、他に強いられて存在している事と、同時に、その他者の限りなく強い意志や配慮、時には命すらが、自分の誕生と成長のかげにあって費やされてきたことへの新しい発見と感動を物語っています。先の聖句はヨブが自らの誕生と命を呪う独白です。

洗礼の恵みによって

 今朝は、洗礼者ヨハネの活動の場面です。罪に苦しむ多くの人々が、ヨルダン川で活動する洗礼者ヨハネのもとに向かって行きました。その洗礼を受ける人々の中に、ガリラヤのナザレから来たイエス様もいたのです。洗礼を受けるために、ヨルダン川にやって来たみんなは、ヨハネの話を聞いて、自分が神様に背を向けていたことに気づいて「神様、ごめんなさい」という気持ちで洗礼を受けました。ヨルダン川の水に体を浸して、体の汚れを洗い流すように罪を洗い流しました。そこにイエス様も来られたので、ヨハネはびっくりしました。ヨハネは、イエス様が神様の思いに従って生きる正しい方だと知っていたので、イエス様は洗礼を受ける必要がないと思っていたからです。でもイエス様は他の人と同じようにヨルダン川の水に入り、ヨハネから洗礼をお受けになりました。イエス様は、私たちと同じ人間として生きて下さいました。イエス様の系図の後に、このイエス様の洗礼の出来事がありました。洗礼の恵みは、これまでの古い自分から、新しい自分へと生まれ変わらせてくれるものです。イエス様は今、私たちと共に生きて下さっています。私たちも、イエス様の物語に耳を傾けながら、イエス様と出会っていきたいと思います。



         ■  4月の祈り

    命の源であられる神さま
    新しい命が芽吹く季節を 感謝いたします
    十字架に死なれた主イエス・キリストを
    あなたは墓からよみがえらせてくださり
    わたしたちは赦された者として 
    永遠の命の希望を与えられました
    それなのに 復活の主に出会ったときの弟子たちのように
    うろたえ おののき 疑うことが何と多いか
    的はずれな方向に心を向けることが何と多いか
    主なる神さま どうぞ憐れんでください
         
    主イエスがエマオに向かう二人の弟子たちと
    共に歩かれたとき
    二人は御言葉に耳を傾け 心を燃やしました
    主はいつもわたしたちと共に歩み
    いつも語りかけてくださいます
    よく聴いて 信じ 主に従って進む者にしてください
    そして 弟子たちを世界に遣わされたように
    わたしたち一人ひとりにも
    ふさわしい使命を与えてください
    小さなわざであっても
    忠実に行う者になることを 心から願います
    主イエス・キリストの御名によって祈ります  アーメン
                  (信徒の友4月号より)


         ■ 「 愛のことば 」 
                     マザー・テレサ
     人は一切れのパンではなく
     愛に、小さなほほえみに
     飢えているのです。
     だれからも受け入れられず
     だれからも愛されず
     必要とされないという悲しみ
     これこそほんとうの飢えなのです。
     愛を与え、愛を受けることを知らない人は
     貧しい人の中でも
     もっとも貧しい人です。
         

         ■ 茅ヶ崎堤伝道所「定期総会」

     本日礼拝後、茅ヶ崎堤伝道所定期総会を開催します。
       (教会員の方は、礼拝後、お残りください!)

     議案Ⅰ 2020年度 活動報告承認の件
     議案Ⅱ 2020年度 会計決算報告承認の件
     議案Ⅲ 2021年度 活動計画策定の件
     議案Ⅳ 2021年度 茅ヶ崎堤伝道所予算決定の件
     議案Ⅴ その他

     出来る限りの感染防止対策を講じて総会を実施します。
     感染予防のため、総会出席を辞退される教会員の方は、
     事前にお配りしました「書面表決書」をご提出下さい。
     よろしくお願いいたします


         
 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

   新型コロナウイルスの感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   しかしながら、「新型コロナウィルス」感染症の感染拡大
   により、再度「緊急事態宣言」が発出されたため、既に
   「新型コロナウィルス感染症対策」として周知されている
   指針に基づき、できる限りの感染防止対策を実施しながら
   主日礼拝を守っています。皆様にはご不便とご迷惑をおか
   けしますが、ご留意いただきますようお願いいたします。
   特に、体調のすぐれない方、健康面に不安を抱えている方
   には、無理をなさらずに礼拝時刻に合わせホームページ上
   の週報をご覧の上、ご家庭内で御言葉に聞き、祈りの内に
   お過ごしくださるようお願いいたします。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、Faxをお持
   ちの教会員の方にはFaxでお送りいたします。当日の週報、
   説教要旨は、主日礼拝の前日までにホームページ上で閲覧
   できるようにいたします。事態の早期収束を願うと共に、
   教会員の皆さまはじめ、悲しみと困難に直面する世界中の
   人々のことを覚え、主のみ守りと支えが豊かにありますよ
   うにお祈りします。
                 2021.2.7 牧師・三原信惠


           2021年度 年間聖句
    神がわたしたちを救い、聖なる招きによって呼び
    出してくださったのは、わたしたちの行いによるの
    ではなく、御自身の計画と恵みによるのです。
             (テモテへの手紙二 1章9節)
            
             今週の祈り
     ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
     ・病や困難の中にある友のために。
     ・大阪教会と本庄侑子・久保田拓志牧師の為に。
         
             本日の集会
           (三密を避けつつ…)
     ・10:30~11:30 主日礼拝
     ・11:30~    聖書通読 詩編21篇(旧)p.851
     ・12:00~    茅ヶ崎堤伝道所定期総会

             今週の集会
     ・聖研祈祷会   4月22日(木) 10:30-11:30  
        列王記上12章1~15節(旧)p.551
        (聖書の言葉に耳を傾けた後、祈祷会では、
        大阪教会のことを覚えて祈ります。)

             次週の案内
     ・復活後第4主日礼拝 4月25日 10:30-11:30
       司 会 : 出席役員
       交 読 : 詩篇 63篇
       聖 書 : マタイによる福音書 
            第4章1~4節   (新)p.4
       説 教 :「悪魔の誘惑」     三原牧師
       献 金 : 献金奉仕者
       奏 楽 : 奏楽奉仕者
       讃美歌 : 21-57(ガリラヤの風かおる丘で)
            21-361(この世はみな)
            21-284(荒れ野の中で)
     
      礼拝後  
     (聖書通読)「旧約聖書通読リレー」
           『詩編』57篇 (旧)p.890
     
            「お知らせ」
     ・「信徒の友」編集部より4月29日(木)取材あり。
   
   ■ 前向き・肯定的に!
    新型コロナウイルス感染症拡大防止の為、発令されていた
    「緊急事態宣言」は解除されましたが、依然として予断を
    許さない状況にあります。
    しかし、コロナ禍の中でも、それぞれの場で、それぞれの
    形で御言葉を学び、神を賛美し、共に覚えて 祈ることは
    可能です。私たち茅ヶ崎堤伝道所では、コロナ禍の大切な
    時を意味あるものとして過ごすために、2021年を
    「聖書通読の年」としたいと願い、2021年1月3日
    から「旧約聖書のリレー通読」を始めました。信仰の原点
    に帰って、新しい出発をしたいと願っています。添付の
    年間通読予定表をご参考の上、ぜひご参加下さいますよう
    ご案内いたします。
   
                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF
   

   
■ 「新つつみ通信」第2号 3月1日付けで発行しました。

       
   
   牧師の巻頭言をはじめ、伝道所の歩みを覚えて教会員有志
   の方々から寄稿していただきました。お礼申し上げます。
   教会に連なる方々や来会される方々にお配りしています。

   ■ 先週の集会報告
   ・主日礼拝   4月11日(日) 男4、女6、計10名
   ・聖研祈祷会  4月15日(木) 男3、女1、計 4名

  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
    献金を献げられた方のお名前は伏せさせていただきました。
    ご了承ください。
     
   当伝道所は 教会内外からの多くの方々の尊い献金によって
   支えられていることに心から感謝しています。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新:2021.4.17 by nk


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