2020年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団茅ケ崎堤伝道所  週 報

            受難節第5主日礼拝

     2021年3月21日  午前10時30分~
                
                司 会     出席役員
 
                奏 楽    ヒムプレーヤー

前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    21-85番           一 同
  
交  読    詩篇 58篇           一 同
  
聖  書    マタイによる福音書 第20章20~28節
                     (新)p. 39
                   
祈  祷                     司会者
  
讃 美 歌     21-315番          一 同
  
使徒信条    21-93番 ( 4-A )        一 同

讃 美 歌     21-522番          一 同

説  教    「本当に偉いのは誰?」      牧 師
  
祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-484番          一 同

献  金   ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-92番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏    (黙  祷)

                                                                  説教要約 印刷用PDF

 受難節第5主日礼拝
説教
「本当に偉いのは誰?」要約
マタイによる福音書 第20章20節~28節


① 私たちにとって大事なこと

 ゼベダイの子ヤコブ、ヨハネ、その母がイエスの所に来て、イエスが天下をとられた時、その側近にして下さいと願った事が、20節~28節に書かれています。その事でイエスは憤慨しました。十字架を説いている時に、弟子たちが天下を支配する事だけを夢見ていたからです。彼らは自分の栄光・支配者になる事を願っていました。イエスは「あなたが方は自分が何を願っているのか分かっていない。この私が飲もうとしている杯を飲むことができるか」と問いました。「杯を飲む」とは、十字架につけられるという事です。私たちにとって大事なことは、どんな重要な地位につくかではなく、十字架を負って従うかどうかという事です。十字架を負って歩いているならば、その人が、名もないような人であったとしても、どんなに苦しい状態であろうと、又うだつが上がらない人生であろうとも、神の前には大いなる者であり、尊ばれるべき者として立つ事ができます。十字架を負っていないなら、その栄光・賞賛は、たかだか30年程のものなのです。

本当の花大臣は誰か
 
 ドイツのある村にハンスとブルーメという新婚夫婦がいました。ハンスは花づくりを仕事にする若者で、幸せでしたが、<村一番の花大臣になりたい>と夢見ていました。ある日、村の領主から「わしの城へ来て、花を咲かせてくれ」と頼まれ、ブルーメに「一年したら帰る」と言って城へ行き美しい花を咲かせました。領主は喜んで隣の領主、その隣の領主と次々に…。彼は花大臣と呼ばれ、高慢になって、自分が一番偉い人間のように思って、大切な事を忘れてしまい…気づくと30年の時が流れていました。その年は雪が降らず、春になっても雨が降らず、夏は太陽が照り続け、湖や池の水もなくなり、遂に彼は追い出され、忘れていたわが家へ帰りました。古木のそばに一輪の花が咲いていました。どこも土地はカラカラなのになぜ?夫の花が枯れていくのが悲しくて、毎日泣いていたブルーメさんの涙のせいでした。ブルーメさんの愛がハンスの心に花咲かせ、二人は「花も人も神が造られた!本当の花大臣は神様だ」と、神を賛美しました。

本当に偉いのは誰?

 偉い人ってどういう人でしょう。お母さんがイエスの所に行った時、ヤコブとヨハネも一緒について行きました。イエスは二人に「このわたしが飲もうとしている杯を飲むことができるか」と聞きました。イエスが「この杯」と言っているのは、十字架にかかることでしたね。その同じ苦しみを一緒に味わうことができるかと聞いたのです。彼らは「できます」と元気に答えました。でも、それは「この杯」の意味がまだ分かっていなかったからです。彼らが思い描いていたのは、王様の家来として皆に偉そうにできる、気持ちのいい生活でした。偉い人というと、他の人たちに命令してあれこれさせる人のことだと、私たちは思っています。でも、ここでイエスが言っておられるのは、本当に偉い人とは、誰かのために一生懸命何かをする人だという事です。困っている人を見たら助けてあげる人、泣いている人がいたら、一緒にいて慰めてあげる人、そんな人こそ神様がいう偉い人です。そして一番偉いのは、自分の命まで惜しまず人のために差し出そうとする人です。イエス様は神様と私たちの間に立って、自分の命を差し出し、身をもって本当の偉さを示して下さいました。人に仕える生き方こそ、神様が望んでおられる生き方なのですね!

   
   ■ 3月のリタニー 「 希望の光 」
 
   司会者   クリスマス、静かな夜に

   みんな   イエスさまはお生まれになりました。

  (一緒に)  私たちの心に希望の光がともりました。

   司会者   希望の光であるイエスさまは

   みんな   弱い人と共に生きられました。

   司会者   神さまの み心のとおりに生きられました。

   みんな   小さくされた人と一緒に生きられました。

   司会者   今、イエスさまは十字架の道を歩まれます。

   みんな   私たちを神さまの子どもとするために。

  (一緒に)  神さまを悲しませてしまう私たちなのに、
         
         イエスさまは苦しい十字架へと
         
         歩んでくださいます。

         神さまの大きな愛に感謝します。 アーメン



   リタニー(英語:Litany(-ies))は、日本語では連祷と
   訳され、聖公会やカトリック教会で見られる礼拝儀式の一
   つで、 司会者と会衆が交互に交わす連続の祈りです。



   ■ Q  レントって何?
   ・レントとは、英語のレンド(貸す)の過去形ではなく、
   昔の英語の「春」という意味のレンテンから生まれた
   言葉です。辞書を開いてみると、四旬節、大斎節、受難
   節とも呼び、イースターの前の6回の日曜日を除いた
   40日間のことをさすと書いてありました。
   はじめは、イースターの前日または前々日を含む2日間、
   断食をして主イエスの復活を待ち望みましたが、やがて
   主イエスが悪魔の誘惑を受けられたという荒野の40日
   (マタイによる福音書4章他)にちなんで、40日間の
   断食をして、その間に信仰の教育を受けてイースターに
   洗礼を受けるというしきたりになったそうです。
   40日間の断食といっても、太陽がしずむと食事をした
   そうで、夕食だけはとったようです。
   なーんだ、それなら自分にもできそうだ、と思いますか?
    でも、この期間は夫婦でも一緒に寝てはいけないし、お
   風呂に入ってもいけなかったのです。朝シャンしないと
   生きていけないあなたは降参でしょ。
   私もまねして断食をしたことがありますが、一日でも
   心身がスカッとして、お祈りに専念できましたよ!
   「レント」の色は紫色。自分の罪を深く反省し、祈りと
   悔い 改めの時をもってイースターを迎えるならば、主
   イエス が、とても身近に感じられますよ!

   ■ 今年のイースターは4月4日です。
  ・この日に受洗、転入会を志願される方は、牧師まで、
   お申し出ください。

         
 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

   新型コロナウイルスの感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   しかしながら、「新型コロナウィルス」感染症の感染拡大
   により、再度「緊急事態宣言」が発出されたため、既に
   「新型コロナウィルス感染症対策」として周知されている
   指針に基づき、できる限りの感染防止対策を実施しながら
   主日礼拝を守っています。皆様にはご不便とご迷惑をおか
   けしますが、ご留意いただきますようお願いいたします。
   特に、体調のすぐれない方、健康面に不安を抱えている方
   には、無理をなさらずに礼拝時刻に合わせホームページ上
   の週報をご覧の上、ご家庭内で御言葉に聞き、祈りの内に
   お過ごしくださるようお願いいたします。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、Faxをお持
   ちの教会員の方にはFaxでお送りいたします。当日の週報、
   説教要旨は、主日礼拝の前日までにホームページ上で閲覧
   できるようにいたします。事態の早期収束を願うと共に、
   教会員の皆さまはじめ、悲しみと困難に直面する世界中の
   人々のことを覚え、主のみ守りと支えが豊かにありますよ
   うにお祈りします。
                 2021.2.7 牧師・三原信惠


           2020年度 年間聖句
    あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、
    神のさまざまな恵みの善い管理者として、その賜物を生か
    して互いに仕えなさい。
                (ペトロの手紙 一 4章10節)
            
             今週の祈り
     ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
     ・病や困難の中にある友のために。
     ・姫路和光教会と小川安生牧師のために。
     ・福崎教会と土井栄子牧師のために。
         
             本日の集会
           (三密を避けつつ…)
     ・10:30-11:30  主日礼拝
     ・聖書通読   『歴代誌下』 第5章
             (旧)p.675

             今週の集会
     ・聖研祈祷会   3月18日(木) 10:30-11:30  
        サムエル記下 23章8~23節   p.521 
       (祈祷会では、姫路和光教会と福崎教会
        を覚えて祈ります)

             次週の案内
     ・棕梠の主日(Palm Sunday)3月28日 10:30-11:30
       司 会 : 出席役員
       交 読 : 詩篇 59篇
       聖 書 : マタイ福音書27章32~54節(新)p.57 
       説 教 :「イエスを神の子と知る」  三原牧師
       献 金 : 献金奉仕者
       奏 楽 : ヒム・プレーヤー
       讃美歌 : 21-315(茨の冠かぶせられ)
            21-300(十字架のもとに)
            21-298(ああ主は誰がため)
     
     ・ 礼拝後  (聖書通読)「旧約聖書通読リレー」
           『エズラ記』第1章 (旧)p.723

   
   ■ 前向き・肯定的に!
    新型コロナウイルス感染症拡大防止の為、発令されていた
    「緊急事態宣言」が明日3月21日をもって解除されますが、
    依然として収束の兆しが見えない状況にあります。
    しかし、コロナ禍の中でも、それぞれの場で、それぞれの
    形で御言葉を学び、神を賛美し、共に覚えて 祈ることは
    可能です。
    私たち堤伝道所では、コロナ禍の大切な時を意味あるもの
    として過ごすために、2021年を「聖書通読の年」とし
    たいと願い、2021年1月3日から「旧約聖書のリレー
    通読」を始めました。信仰の原点に帰って、新しい出発を
    したいと願っています。以下の通読予定表をご参考になさ
    って、ぜひご参加下さいますよう、ご案内いたします。
   
                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF
   

   
■ 「新つつみ通信」第2号 3月1日付けで発行しました。

       
   
   牧師の巻頭言をはじめ、伝道所の歩みを覚えて教会員有志
   の方々から寄稿していただきました。お礼申し上げます。
   教会に連なる方々や来会される方々にお配りしています。

   ■ 先週の集会報告
   ・主日礼拝    3月14日(日) 男3、女4、計 7名
   ・聖研祈祷会   3月18日(木) 男3、女3、計 6名

  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
    献金を献げられた方のお名前は伏せさせていただきました。
    ご了承ください。
     
   当伝道所は 教会内外からの多くの方々の尊い献金によって
   支えられていることに心から感謝しています。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新:2021.3.20 by nk


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