2020年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団茅ケ崎堤伝道所  週 報

            降誕節第6主日礼拝

     2021年1月31日  午前10時30分~
                
                司 会     出席役員
 
                奏 楽    奏楽奉仕者

前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    21-85番           一 同
  
交  読    詩篇 51篇           一 同
  
聖  書    ローマの信徒への手紙 第8章22節   
                 (新)p.284
                   
祈  祷                     司会者
  
讃 美 歌     21-225番          一 同
  
使徒信条    21-93番 ( 4-A )        一 同

讃 美 歌     21-532番          一 同

説  教    「世界が苦しんでいる」      牧 師
  
祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-470番          一 同

献  金   ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈    (21-93番 5-A)       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏    (黙  祷)

                                                                  説教要約 印刷用PDF

 降誕節第6主日礼拝
説教
「世界が苦しんでいる」要約
ローマの信徒への手紙 第8章22節


① 聖書を知る

 「ローマの信徒への手紙」は、新約聖書中、最大のものであり、内容的にも最重要なものです。しばしば「キリスト教教理綱要」と言われて神学書のように扱われます。がパウロが書いた「手紙」で、彼自身が設立したのでない「教会」に送られた唯一の書簡です。パウロは元来「他人の築いた土台の上に建てたりしないで、キリストの名がまだ知られていない所で福音を告げ知らせようと熱心に努めて来た」(15:20)。「しかし今は、もうこの地方に働く場所がなく、その上、何年も前からあなた方の所に行きたいと切望していた」(23)ので、スペイン伝道への夢実現の旅の途中、当時の地中海世界の中心であるローマに立ち寄り、その他の教会の協力を得ようとしたパウロが、その事に先立って、ローマ教会宛の手紙を書き、自分を紹介し、自分の宣べ伝えている福音の基本を示し、信仰の交わりを得ようとしたのです。これはパウロの第三伝道旅行の終わり頃の事で、コリントに三か月間滞在した折、紀元55~56年頃の事と思われます(使徒20:3参照)。

聖句を思いめぐらす
 
 今日の聖句に「被造物」という言葉があります。「被造物」とは神様によって創造されたものという意味です。即ち、この世界中の命あるもの、自然界すべてが「被造物」なのです。その被造物が「今日まで、共にうめき、共に産みの苦しみを味わっている」(22)とあります。神に造られたものが何故「苦しむ」のか。その理由は、「被造物は虚無に服している」からだと。「虚無」とは「空しい」という意味ですが、「挫折している」という意味もあります。このまま進んでいっても挫折だけだというのです。なのに、「服している」。これは「いやいやながらもその状態に置かれている」という事です。被造物は、本当は挫折へ向かう道から脱出したいと願っていると。私たちの日常感覚では、自然がうめき苦しんでいると思うより、むしろ私たちが自然に苦しめられていると考えがちです。が、自然災害や気候変動による被害を大きくしているのは人間にあるのかも知れません。自然を神様が望まれた本来あるべき姿に戻す事が大切ではないでしょうか。

世界が苦しんでいる

 あるキリスト教主義の保育園での話です。信生くんは、大好きなお友だちとけんかをしてしまいました。どうしても「ごめんね」が言えないまま保育園から帰ってきました。信生くんの心はとっても寂しい気持ちでいっぱいです。「どうしたらいいかな~。保育園の礼拝では『仲良く遊べますように』って、先生がお祈りしてくれるけど、お祈りしたら、ほんとに仲良くなれるかな~」と、とっても心配です。そんなとき、別のお友だちが「信生くん、遊ぼう!」といって来たけど「気乗りしない」と言っちゃった…。「困ったな~。どうしたら仲直りできるかなー」。信生くんから、いつもの笑顔が消えました。こんな時あなたなら、どんなお祈りをしますか。心配しなくて大丈夫ですよ。神様は、いつもみんなのことを見ていてくださるよ。先生が「仲良くできますように」とみんなのために祈ってくれた言葉と同じようにそのまま祈ってごらんなさい。不思議な風がピューと吹いてきて、なんだか勇気が出てきますよ。明日はきっと「ごめんね」って言えるよ。そう言って一緒に祈りましょう!世界が苦しんでいる事は、身近な出来事を通して子供たちも共感してくれることではないでしょうか?一緒に祈ることができればいいな、と思います。

   

        「新しい角度」   日野原 重明
    信仰とは、一口でいえば、神を信じること、
   ただそれだけのことです。
    キリスト教では、この宇宙を創った神(イスラエルの民
   だけの神ではなしに)は、罪ある者にも、罪のない者にも
   ちょうど、雨がすべての人の上に公平に降るように、神は
   すべてのものの上に、なんらかのかたちで 働きかけて
   いると解釈しますが、その神にたいして、私たちが信仰を
   もつと、私たちの ものの考え方が転換されるのです。
   今まで<黒い>と思っていたものが、<白く>見え、今
   まで<いやだな>と思っていたものが、<「よし、それと
   取り組んでやろう」>ということになります。
   信仰は、私たちの考えや挙動を変えてしまう原動力です。
   したがって、信仰は、人を、”新しい角度” で支えるよう
   になります。
   そういう意味で、どのような 病気に悩む人でも、また、
   死の床に伏している病人にも、信仰は”希望”と”救い”
   を与えるものです。

        「 いのり 」   八木 重吉
   ゆきなれた路の  なつかしく耐えられぬように
   わたしの いのりのみちをつくりたい

         
「新型コロナウィルス」感染症への対応について

新型コロナウイルスの感染症対応のため、長らく礼拝は自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。しかしながら、コロナ禍が収束していない現状にあっては、既に「新型コロナウィルス感染症対策」として周知されている指針に基づき、ご留意いただきますようお願いいたします。特に、体調のすぐれない方、健康面に不安を抱えている方には、無理をせず礼拝時刻に合わせ、ご家庭内で御言葉に聞き、祈りの内にお過ごしくださるようお願いいたします。なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、Faxをお持ちの教会員の方にはFaxでお送りいたします。当日の週報、説教要旨は、主日礼拝の前日までにホームページで閲覧できるようにいたします。事態の早期収束を願うと共に、教会員の皆さま始め、悲しみと困難に直面する世界中の人々のことを覚え、お祈りします。
                 2020.6.21 牧師・三原信惠


           2020年度 年間聖句
    あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、
    神のさまざまな恵みの善い管理者として、その賜物を生か
    して互いに仕えなさい。
                (ペトロの手紙 一 4章10節)
            
             今週の祈り
     ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
     ・病や困難の中にある友のために。
     ・神戸平安教会と岡本聖美牧師のために。
         
             本日の集会
           (三密を避けつつ…)
     ・10:30-11:30  主日礼拝
     ・11:30-     「旧約聖書通読リレー」
              民数記 33章 (旧)p.272
         
             今週の集会
     ・聖研祈祷会   2月4日(木)  10:30-11:30  
        サムエル記上 4章1b~18節(旧)p.433 
       (祈祷会では神戸平安教会を覚えて祈ります)

             次週の案内
     ・降誕節第7主日礼拝 2月7日(日)10:30-11:30
       司 会 : 出席役員
       交 読 : 詩篇 52篇
       聖 書 : ローマ書8章38~39節 (新)p.285 
       説 教 :「神の愛に信頼する」   三原牧師
       献 金 : 献金奉仕者
       奏 楽 : 奏楽奉仕者
       讃美歌 : 21-402(いともとうとき)
            21-508(救い主イェスこそは)
            21-533(どんなときでも)
     
     ・ 礼拝後  (聖書通読)「旧約聖書通読リレー」
            申命記 30章 (旧)p.328



   ■ 前向き・肯定的に!
   現在、新型コロナウイルス感染症拡大防止の為、11都道府県
   に「緊急事態宣言」が発出されています。
   コロナ感染は収束どころか、拡大方向にあります。しかし、
   コロナ禍の中でも、それぞれの場で、それぞれの形で御言葉
   を学び、神を賛美し、共に覚えて 祈る事は可能です。
   私たち堤伝道所では、コロナ禍の大切な時を意味あるもの
   として過ごすために、2021年を「聖書通読の年」としたい
   と願い、2021年1月3日から「旧約聖書のリレー通読」を始
   めています。
   信仰の原点に立ち帰って、新しい出発をしたいと願って
    います。ぜひご参加下さいますよう、ご案内いたします。
                        旧約聖書通読表PDF
   
                        旧約聖書通読表PDF
   

   
   ■ 先週の集会報告
   ・主日礼拝     1月24日(日) 男4、女4、計8名
   ・聖研祈祷会    1月28日(木) 男2、女3、計5名
   ■ 献金報告
   ・特別献金 茅ヶ崎平和教会 ( クリスマス問安献金 )

   ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに
    献金をお献げいただいた方(個人)のお名前は伏せさせて
    いただきました。ご了承ください。
     
    当伝道所は 教会内外からの多くの方々の尊い献金によって
    支えられていることに心から感謝しています。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新:2021.1.31 by nk


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